
お名前.comで取得した独自ドメインのメールアドレスをすぐに使いたい。しかし、お名前.comメールの設定方法は専門用語が多く、どのプランを選ぶべきか分からず不安。



そうした疑問にお答えします。
- お名前.comメールサービスの料金プランと比較
- 図解付きのメールアドレス初期設定手順
- 主要なメールソフトでのお名前.comメール設定方法
お名前.comメールアドレス作成から料金プランの違い、初期設定の流れまで迷わず理解できます。
専門知識がなくても安心してお名前.comメールサーバーの設定や利用ができるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
お名前.com メールサービスの料金プランを解説
お名前.comのメールは、独自ドメインでオリジナルのお名前.comメールアドレスを運用できる定番サービス。利用ニーズや規模に応じて複数の料金プランが用意されています。
それぞれ機能やサポート範囲が異なります。目的に合ったプランを選ぶことで、コストを最適化しながら快適なお名前.comメール運用が可能です。
各プランの料金と機能の比較表
料金や使える機能はプランによって大きく異なります。主なお名前.comメール設定プランの比較は以下のとおりです。
プラン名 | 月額料金(税抜) | メールボックス数 | 容量(1ボックスあたり) | ウイルス/迷惑メール対策 | Webメール機能 | サポート内容 |
---|---|---|---|---|---|---|
ライトプラン | 非公開 | 10 | 1GB | 標準搭載 | あり | メール・FAQ |
スタンダードプラン | 非公開 | 100 | 10GB | 標準搭載 | あり | メール・FAQ |
エコノミープラン | 非公開 | 制限あり | 制限あり | 最低限 | あり | メール・FAQ |
ベーシックプラン | 非公開 | 制限あり | 制限あり | エコノミーより強化 | あり | メール・FAQ |
機能や料金は契約時期やプロモーションによって変動があります。必ず公式サイトの最新情報や問い合わせ窓口にてご確認ください。


自分に合ったプランの選び方
どのプランを選ぶべきかは、用途・利用人数・必要な容量によって異なります。
- 個人用途や小規模ビジネスの場合、ライトプランで十分なケースが多いです
- 複数人での共有や大量のお名前.comメールアドレス管理が必要な場合は、スタンダードプランが適しています
- ランニングコスト重視の場合は、エコノミープランやベーシックプランという選択肢もあります
ライトプランは使いやすさとコストのバランスが取れています。必要最低限の機能も揃っており、初心者にもおすすめです。
スタンダードプランでは大容量ボックスや柔軟なお名前.comメールアドレス追加が可能。ビジネス用途に最適な機能を備えています。
迷った場合は、運用の拡張性やお名前.comメールサーバーのサポート内容も検討ポイントとなります。
申し込み方法と注意点
お名前.comメールの申し込みは、公式ウェブサイトや管理画面から簡単に行えます。基本的な流れは次の通りです。
- お名前.comにお名前.comメールログインし、契約中のドメイン一覧からメールサービスを追加したいドメインを選択します
- 希望するメールプランを選び、案内に沿って申込手続きを進めます
- 支払い方法や契約期間を確認・決定し、申し込みを完了します
注意点として、メールサービスを利用するには事前にコントロールパネルでお名前.comメールアドレス作成が必要。DNS(MXレコード)の設定や、メールソフトへの各種情報(受信サーバー/送信サーバー情報)の登録も必要になります。
設定や運用時に専門用語(IMAP/POP/SMTP、SPF/DKIM設定等)が多く登場します。公式ヘルプやガイドを参考に一つずつ確認することで、初めての方でもトラブルなく始めることができます。
万が一お名前.comメール受信できない場合も、FAQやサポート窓口で解決策を案内していますので安心です。


お名前.comのメール初期設定をマスターする手順


お名前.comで独自ドメインのメールアドレスを利用するには、正しい手順とサーバー情報の理解が不可欠です。ここでは、初心者でも迷わずできるお名前.comメール設定の流れを解説します。
①:コントロールパネルにログインする
最初に行うべきは、お名前.comのコントロールパネルへのログインです。このパネルは、お名前.comメールやドメインの各種管理機能が集約されている場所。すべての設定の出発点となります。
②:利用したいメールアドレスを作成する
お名前.comメールのログイン後、利用したい独自ドメインを選択します。新規でお名前.comメールアドレス作成のメニューに進みましょう。
例えば、「info@yourdomain.com」など、任意のアドレス名を指定してメールアカウントを新規作成できます。この段階でメールアカウントごとのパスワードも設定が必要です。
③:MXレコードを確認して設定する
次に重要なのが、MXレコードを正しく設定すること。MXレコードは、インターネット上で「メールを受信するサーバーはどこか」を示す役割があります。
これを正確に設定しなければ、外部からのお名前.comメールを受信できません。MXレコードの値は、コントロールパネル内の「サーバー情報」セクションで確認可能です。
DNSに知識が無いと少し難しく感じるかもしれませんが、公式マニュアルの手順通りに進めれば問題ありません。


④:IMAPとPOPとSMTPサーバー情報を確認する
最後に、お名前.comメールサーバーをメールソフト(Gmail、Outlookなど)へ設定する際に必要となる各種サーバー情報を確認しましょう。ここでは、主にIMAP、POP、SMTPの3つのプロトコルが登場します。
- IMAP(Internet Message Access Protocol):受信メールをサーバー上で管理し、複数端末で同じメール状態を同期できるプロトコル
- POP(Post Office Protocol):メールソフトに受信メールをダウンロードして管理する方式
- SMTP(Simple Mail Transfer Protocol):送信専用のプロトコルでメールの送信に利用
それぞれのサーバー情報やポート番号は以下の通りです(SSL利用時も記載)。
サーバー種類 | サーバー名(例) | ポート番号(通常) | ポート番号(SSL) |
---|---|---|---|
POP | コントロールパネル記載 | 110 | 995 |
IMAP | コントロールパネル記載 | 143 | 993 |
SMTP | コントロールパネル記載 | 587 | 465 |
お名前.comメール設定時はコントロールパネルの「サーバー情報」に記載された各値を正確に入力してください。必ず「サーバー認証」にチェックを入れることが重要です。
GmailやOutlookなどの主要なメールソフトでも基本は同じ。順序を守り正確に設定すれば、お名前.comの独自ドメインメールをスムーズに活用できます。
専門用語に戸惑う場合やお名前.comメールが受信できない場合は、コントロールパネルや公式ガイドの該当セクションも参考にしてください。
お名前.comのメールをGmailやOutlookで設定する方法
お名前.comで取得した独自ドメインメールアドレスをGmailやOutlook、スマートフォンの標準メールアプリで利用するには、正確な設定手順の理解が必要です。
お名前.comメール設定には専門用語や各種サーバー情報の入力が求められ、初心者にとって大きなハードルとなっています。以下で、主要なメールソフトごとの具体的な設定手順をご案内します。
Gmailで送受信する設定手順


Gmailでお名前.comメールを送受信するには、Gmailの「設定」画面からメールアカウントの追加作業が必要です。GmailはPOPを利用した受信に対応しているため、必要なサーバー情報を入力して正しく設定できます。
お名前.comメールアドレス設定の主な流れは以下の通りです。
- Gmailにログインし、右上の歯車アイコンから「すべての設定を表示」を選択
- 「アカウントとインポート」タブで「メール アカウントを追加する」を選択
- お名前.comで作成したメールアドレスを入力し、他のアカウントからメールを読み込む(POP3)を選択
- 指定された各項目を入力
・ユーザー名:お名前.comメールアドレスをすべて入力
・パスワード:コントロールパネルで発行したパスワード
・POPサーバー:コントロールパネルの「サーバー情報」に記載のPOPサーバー名
・ポート:995(SSL有効) - SMTPサーバー設定画面では
・SMTPサーバー:コントロールパネルの「サーバー情報」に記載のSMTPサーバー名
・ポート:465(SSL有効)
この手順に沿って設定すると、Gmail上でお名前.comメール送受信が可能になります。
Outlookで送受信する設定手順
Outlookでお名前.comのメール設定をする際も、事前にメールアカウントをお名前.comのコントロールパネル上で作成しておく必要があります。お名前.comメール設定に必要な情報はコントロールパネルの「サーバー情報」から確認できます。
お名前.comメールのOutlook設定項目は以下の通りです。
- メールアドレスとパスワード
- 受信サーバー(POP/IMAP):コントロールパネルで確認
- 受信ポート番号:110(POPの場合、SSL利用時は995)、143(IMAPの場合、SSL利用時は993)
- 送信サーバー(SMTP):コントロールパネルで確認
- 送信ポート番号:587(SSL利用時は465)
- サーバー認証:必要
これらを入力し、「アカウント追加」または保存すれば、Outlookでメール送受信ができます。お名前.comメールサーバー情報の入力を間違えるとエラーが発生するため、正確な内容を控えることが重要です。
iPhoneの標準メールアプリでの設定
iPhoneでも、お名前.comメールアカウントは手動で設定します。メールアカウント登録画面で必要なのは、お名前.comのコントロールパネルで発行した情報です。
iPhoneでのお名前.comメール設定には以下が必要となります。
- 名前、メールアドレス、パスワード
- 受信メールサーバー(ホスト名、ユーザー名、パスワード)
- 送信メールサーバー(ホスト名、ユーザー名、パスワード)
SSLを利用する場合は、受信(POP:995, IMAP:993)、送信(SMTP:465)など、正しいポート番号を入力する点が重要です。設定後、テスト送信と受信を行い、接続エラーがないかを確認してください。
Androidの標準メールアプリでの設定
Android標準のメールアプリも、メールアカウント追加画面から手動で各種サーバー情報を登録します。
Androidでのお名前.comメール設定項目は以下です。
- お名前.comメールアドレス、パスワード
- 受信サーバー情報(IMAP/POP、ホスト名、ポート番号)
- 送信サーバー情報(SMTP、ホスト名、ポート番号)
お名前.comのSSL設定や認証の有無なども併せて確認し、全て正しい値を入力してください。お名前.comのコントロールパネルから控えた情報を転記することで、不具合発生を防ぎやすくなります。
設定項目 | Gmail | Outlook | iPhone/Android標準 |
---|---|---|---|
受信方式 | POP(SSL:995) | POP/IMAP(SSL対応) | POP/IMAP(SSL対応) |
送信方式 | SMTP(SSL:465) | SMTP(SSL:465,587) | SMTP(SSL:465,587) |
必要情報 | サーバー/パスワード/ポート | サーバー/パスワード等 | サーバー/アドレス/パスワード |
どのアプリでも必要になる情報はほぼ共通ですが、ポート番号やSSL対応状況に留意して設定を行うことが大切です。お名前.comのコントロールパネルで発行された正確な情報を用いることで、設定エラーや送受信不具合のリスクを減らせます。
お名前.comでメールが使えないときの原因と対処法
お名前.comメールで送受信できない場合、原因ごとに明確な対処法があります。
ここでは、よくあるトラブル別に具体的な解決策を紹介します。設定ミスやサーバー障害、アカウント情報の入力間違いなどが主な原因。適切な手順で確認・修正すれば、ほとんどの問題は解決できます。
メールを送信できない場合の解決策
お名前.comメールサービスでメールを送信できない場合、まず設定内容の確認が重要。
送信サーバー情報(SMTP)、ポート番号、認証設定のミスが多く、これらの再確認が最短の解決策となるからです。
具体的な設定値は下記のとおりです。
- サーバー名:お名前.comのコントロールパネル「サーバー情報」で確認
- 送信サーバー(SMTP)ポート番号:587(SSLの場合465)
- サーバー認証が必要:チェック必須
- アカウント名:自分のお名前.comメールアドレス
- パスワード:コントロールパネルで設定したもの
ポートや認証に間違いがないかを確認しましょう。特にメールソフトのエラーメッセージがあれば内容もチェック。
不明点があれば、お名前.com公式のヘルプやサポート窓口への問い合わせも効果的です。
メールを受信できない場合の解決策
お名前.comメールを受信できない時は、受信サーバー(IMAP/POP3)の設定やアカウント情報が間違っていないかを確認しましょう。
受信できない主な原因は以下が挙げられます。
- サーバー名やお名前.comメールアカウント情報の入力ミス
- パスワードが誤っている
- 受信ポートの間違い(POP3: 110またはSSLの場合995)
- サーバーの容量超過
まず、コントロールパネルから「メールアドレス一覧」を確認。登録内容に変更や誤りがないか見直しましょう。
メールソフトのエラー通知内容も重要なヒント。「認証エラー」や「サーバーが見つからない」などの文言をもとに正確に対処することが大切です。
サーバーにログインできない場合の確認事項
お名前.comメールサーバーにログインできない際は、次のポイントをチェックすることで原因を特定できます。
- コントロールパネルへのログイン情報(ID、パスワード)が正しいか
- 利用中のプランと設定手順が合っているか(ライト、スタンダード、ベーシックなど複数あり)
- サーバー自体のメンテナンスや障害情報が出ていないか公式サイトで確認
ログイン情報に誤りがなければ、念のため他の端末やブラウザでも再ログインを試してみましょう。
お名前.comメールアドレス作成や初期設定が完了していない場合は、コントロールパネルでメールアドレスを作成後に、もう一度設定を行う必要があります。
このように、トラブル発生時は落ち着いて各ポイントを確認。公式ガイドやサポートも活用することが問題解決の近道です。
お名前.comのメールをより安全に使うための応用設定


お名前.comメールサービスは、独自ドメインでのビジネスメール利用者が増える中、セキュリティや信頼性の強化が重要になっています。代表的なセキュリティ強化策であるSPF・DKIMの設定や、他社メールサービスとの比較について詳しく解説します。
メールの信頼性を高めるSPF設定とは
SPF(Sender Policy Framework)は、メール送信元の正当性を証明し、なりすましメールを防止する技術です。
SPFを設定すると、自ドメインからメールを送信できるサーバーを指定できます。第三者が自分のドメインを使ってスパムメールを送信することを防げます。
具体的な設定手順は以下の通りです。
- ドメインのDNS設定に「SPFレコード(TXTレコード)」を追加
- 「v=spf1 include:_spf.onamae.com ~all」のような形式で設定
- 受信サーバー側で「このドメインから正当なサーバーがメールを送っているか」を判断可能に
お名前.comメールアドレスを使う場合、SPF設定は送信元ドメインの信頼性を守るため必ず導入すべき基本的なセキュリティ対策です。
なりすましを防ぐDKIM設定の手順
DKIM(DomainKeys Identified Mail)は、メールが送信元サーバーから改ざんされずに送られてきたことをデジタル署名で確認する技術です。
SPFが「どのサーバーが送って良いか」を判定するのに対し、DKIMは「メール内容が改ざんされていないか」「送信者本人か」を受信側が判定できます。
お名前.comメール設定でのDKIM設定手順は以下の通りです。
- お名前.comのメールサービス管理画面でDKIM用の公開鍵情報を取得
- ドメインのDNSに指定された「DKIMレコード(TXTレコード)」を追加
- 「selector._domainkey.(自ドメイン名)」というホスト名に暗号鍵情報を登録
- 各種メールソフト・クラウドサービスとの併用時も設定内容を確認
DKIM設定により、迷惑メールフォルダに入るリスクの低減や、ビジネスメールの信頼性向上に直結します。
レンタルサーバー付属のメール機能との違い
メールサービスを選ぶ際、お名前.comの専用メールとレンタルサーバーに標準で付属するメール機能には明確な違いがあります。
項目 | お名前.comメール | レンタルサーバー付属メール |
---|---|---|
独自ドメイン利用 | 可能 | 可能(サーバーによる) |
サポート体制 | メール専用サポート | サーバー全体のサポート(メール専門でない場合あり) |
セキュリティ強化(SPF/DKIM等) | 標準対応・設定案内あり | サーバーごとに異なる・個別設定が必要な場合が多い |
メール容量や機能 | プランごとに選べる | サーバースペック共有のため上限の影響を受けやすい |
拡張性・独立性 | 独立運用可能 | サーバー移転時にメール影響あるケースあり |
用途や信頼性重視であれば、お名前.comメールサーバーの専用サービスの選択が推奨されます。


Google Workspaceとの比較
ビジネス向けメール利用ではGoogle Workspaceとの違いもよく検討されます。
項目 | お名前.comメール | Google Workspace |
---|---|---|
料金(月額/アカウント) | 比較的安価 | やや高い(機能充実分) |
容量 | プランごとに異なる | 30GB~(プランにより拡張可能) |
ウェブメールUI | シンプル/独自開発 | Gmailの高機能・洗練UI |
連携ツール | 最低限(メール中心) | ドキュメント・カレンダー・チャット等と完全連携 |
セキュリティ・SPF/DKIM | SPF/DKIM設定可 | SPF/DKIM/DMARC標準搭載 |
サポート | お名前.comのサポート窓口 | Google公式サポート+パートナー経由も可 |
お名前ドットコムメールは費用対効果や日本語サポートを重視する個人・小規模事業者におすすめです。Google Workspaceは大規模な組織や業務効率化重視のユーザーに適しています。
まとめ:プランと設定手順を理解すれば誰でも簡単に使える
本記事では、お名前.comメールの料金プランや各プランの違い、手順に沿った初期設定方法を詳しく解説しました。
GmailやOutlookをはじめとする各種メールソフトでのお名前.comメール設定方法から、トラブル時の解決策まで幅広くご紹介。
さらに、お名前.comメールアドレスの安全性を高めるためのSPF・DKIM設定や、他サービスとの比較ポイントについても触れました。
- お名前.comメールは複数の料金プランがあり、自分の用途に合ったものを選択可能
- お名前.comメール設定はコントロールパネルやMXレコードなどの基本操作を押さえれば、初心者でも簡単に完了
- SPFやDKIM対応による信頼性向上策や、Gmail・Outlookなど主要アプリでのお名前.comメールサーバー利用方法も網羅
この記事を参考にすることで、お名前.comメールアドレス作成や運用でつまずくポイントがクリアになります。
スムーズなお名前.comメールアドレス追加や活用が可能に。ぜひ本記事の内容を活かして、お名前.comメールの利用を始めてください。



