
お名前.comからxserverへのドメイン移管手続きが複雑で失敗が怖いし、一括管理したいけど、ネームサーバー変更だけで済むならそちらが簡単なのかも…?



こうした疑問にお答えします。
- お名前.com xserver ドメイン移管の全手順解説
- ネームサーバー変更だけで良い場合の見極め方
- 移管時に失敗しないための注意点
お名前.com xserver ドメイン移管は事前準備と手順を踏めば確実に完了できます。お名前ドットコムからエックスサーバーへの移管プロセスを正しく理解することで、スムーズな作業が可能になります。
ドメイン移管の本質や最適な方法もわかるので、安心して作業を進められるでしょう。エックスサーバーでの移管申請から完了まで、詳しく解説していきます。


まずは確認: お名前.comからXserverへのドメイン移管は本当に必要?


「ドメインをお名前.comで取得したものの、お名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管したい」と検討中の方は、自分にとって本当に移管が必要かを最初に見極めることが大切です。多くの利用者が「サーバーとドメインをまとめて管理したい」「管理画面を一本化して作業効率を上げたい」と考えます。場合によっては移管ではなく、ネームサーバーの変更だけで十分なケースもあります。
このセクションでは、お名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管とネームサーバー変更の違い、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
ドメイン移管とネームサーバー変更の違いとは
お名前.comエックスサーバードメイン移管とは、ドメイン自体の管理会社(レジストラ)を別サービスに変更する手続き。一方でネームサーバー変更は、ドメインの管理会社はそのままに、ウェブサイトやメールの実体が動作するサーバー(エックスサーバーなど)へ転送するための設定を変更する作業です。
ドメイン移管 | ネームサーバー変更 | |
---|---|---|
目的 | レジストラ(管理会社)自体を変更 | サーバー(表示先)を変更 |
管理画面 | エックスサーバーで一元管理 | ドメインはお名前.com、サーバーはエックスサーバー |
費用 | 移管手数料・更新料 | 基本無料(設定のみ) |
作業内容 | 認証コード取得・メール承認など複雑 | DNS情報の書き換えのみ |
表示/メール | 設定ミスで一時的な不通リスクあり | 基本的にリスクは低い |
たとえば、「エックスサーバーでサイトやメールを使いたいが、ドメインの管理会社は特に気にしない」という場合は、ネームサーバー変更だけで十分。


管理を一本化するドメイン移管のメリット
お名前.comからエックスサーバーへドメイン移管を行う最大のメリットは、サーバーとドメインの管理を一つの管理画面上にまとめられること。これにより、更新や管理作業の手間が大幅に減ります。
またエックスサーバーでは、お名前.comからのドメイン移管後に更新費用が安くなる場合や、キャンペーンが実施されていることもあります。
- 管理アカウントが一つにまとまり、作業や管理忘れのリスクが減る
- エックスサーバー側の独自サービス(自動バックアップ、SSL連携など)が利用しやすくなる
- キャンペーン期間中なら移管費用が安くなることがある
一元管理が重要と感じている方には、ドメイン移管は非常に大きな利点となります。
手間や費用がかかるドメイン移管のデメリット
一方で、お名前ドットコムからエックスサーバーへのドメイン移管には手間やコスト、そして一時的にサイトやメールが利用できなくなるなどのリスクも伴います。具体的には以下のような注意点が挙げられます。
- 認証コード(AuthCode)の取得やWhois情報公開代行の解除など複数の事前作業が必要
- お名前.comやエックスサーバーから届く移管承認メールを見落とすとエックスサーバー移管申請が失敗する
- 移管には通常数日から1週間程度かかり、その間に設定ミスがあるとサイト・メールが不通になることがある
- 移管手数料やドメイン名の更新費が発生
また移管作業中にDNS設定を誤ると、思わぬトラブルに発展することもあるため、事前に注意事項を確認し、必要に応じてサポートに相談するのが安全。
サーバー利用だけならネームサーバー変更で十分なケース
「ドメインとサーバー管理の一元化」に強いこだわりがない場合や、すぐにエックスサーバーでウェブサイトやメールを使いたいだけなら、ドメインの移管ではなくネームサーバーの変更のみで十分なケースも多いです。
この場合は、以下の手順で進められます。
- お名前.comの管理画面でネームサーバー情報をエックスサーバー指定のものに書き換える
- エックスサーバー側でドメインを追加設定する
- 短時間で作業が終わり、リスク・作業量を抑えられる
この流れで進めることができ、移管作業よりはるかにシンプル。
結論として、管理を徹底的に一元化したい・キャンペーンなどを活用したい場合はお名前エックスサーバードメイン移管がおすすめです。作業やリスクを最小限にしたい場合はネームサーバー変更だけでも十分目的を達成できます。自分の目的・優先度に合わせて最適な方法を選びましょう。
【全手順】お名前.comでのドメイン移管準備
お名前.comでWordPressを運用していたり、お名前.comのメールを利用していたりする場合、ドメイン移管は確実に行いたいはず。
お名前.comからエックスサーバーへドメイン移管する際は、事前準備が成功のカギです。移管作業前に必ず行うべき3つの準備手順について具体的に解説します。
手順を正しく完了することで、スムーズなお名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管とサイト表示の不具合防止につながります。
①:AuthCode(認証コード)を取得する
AuthCodeは、エックスサーバーへのドメイン移管時に必ず必要となる「安全な引き渡し用パスワード」です。正しい取得手順を踏むことで、お名前.comからエックスサーバーへの移管作業は大幅に効率化できます。
AuthCodeがなければエックスサーバーへの移管申請ができず、作業が進みません。お名前.comの管理画面から取得できますが、Whois情報の代理公開状態などによって発行できない場合もあるため注意が必要です。
- お名前.comにログイン
- 管理画面で「ドメイン設定」→「ドメイン機能一覧」→「AuthCode」発行画面へ進む
- ドメインごとにAuthCodeを確認し、メモしておく
- 取得できない場合はWhois代理公開設定の状態を確認
エックスサーバーへの移管手続きを円滑に進めるため、AuthCodeは必ず事前に取得しておきましょう。
②:ドメインのWhois情報公開代行設定を解除する
お名前.comのWhois情報公開代行設定は、お名前.comからエックスサーバーへの移管時に解除する必要があります。設定が有効のままだと移管申請時に承認メールが届かないなどのトラブルの元になります。
お名前.comでは、Whois情報代理公開が有効な場合、一部ドメインでAuthCodeの表示やドメイン移管ロック解除ができない場合があります。また、エックスサーバーでの移管承認用メールが正しく受信できず、申請が滞る原因にもなります。
- お名前.comの管理画面から「ドメイン一覧」を開く
- 移管対象ドメインを選択
- 「Whois情報公開代行」設定を「解除」に変更し、反映を確認
エックスサーバーへの移管前にWhois情報公開代行の解除を必ず行うことで、移管申請の失敗リスクを防ぐことができます。
③:ドメイン移管ロックを解除する
ドメインの「移管ロック」を解除しなければ、お名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管はできません。必ず事前にロック解除しましょう。
お名前.comではセキュリティ強化のため、デフォルトで「移管ロック」が有効になっています。移管ロックがかかったままだと、エックスサーバー側での移管申請が却下されてしまいます。
- お名前.comにログイン
- 対象ドメイン管理画面で「ドメイン設定」→「ドメイン移管ロック設定」を開く
- 「ロック解除」を選択し、状態が「解除」になっていることを確認
移管ロック解除は忘れがちなポイントですが、これを行わないとエックスサーバーでの申請自体が無効となるため、必ず準備手順に含めて実行してください。
以上3つの事前準備を正確に行うことで、お名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管はトラブルなく進めやすくなります。特にAuthCode取得やWhois情報公開代行の解除、移管ロック解除は移管成否を分ける重要工程となりますので、慎重に進めてください。
【全手順】Xserverでのドメイン移管申請
この記事では、お名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管に関する具体的な手順と注意点、最新情報を詳しく解説します。管理の一元化やサービス移行を円滑に進めたい方は、本記事を参考にしてください。
①:Xserverにドメイン移管を申請する
お名前.comxserverドメイン移管を行う際、まずお名前ドットコム側で事前準備を行います。その後エックスサーバー側から移管申請を進めるのが基本的な流れです。
移管プロセスの正確な理解と準備が、トラブル防止や作業効率化に繋がります。
- お名前.comで「Whois情報公開代行」を解除します
- ドメイン移管ロックを必ず解除してください
- 「AuthCode(認証コード)」を取得します
AuthCodeは移管手続き時に必要なセキュリティ情報です。準備が整ったら、エックスサーバーの管理画面にログインし、移管申請を開始します。
対象ドメインを入力し、移管可否を確認した上で、取得したAuthCodeを入力。申請を実行します。ここで移管費用の支払いが必要になります。
②:移管承認メールを確認して手続きを進める
エックスサーバー移管申請後、エックスサーバーおよびお名前ドットコムの双方から確認や承認を求めるメールが届きます。これらを確実に確認し、記載の案内に従い承認手続きを速やかに進めてください。
- エックスサーバーから届いた移管申請確認メールの内容を確認し、指示通り承認を行います
- お名前ドットコムからの移管確認メール(トランスファーアウト確認)も承認が必要です
どちらかの承認を忘れると、移管処理が進まず失敗となる場合があります。見落としや迷惑メールフォルダへの自動振り分けに注意しましょう。
③:移管完了まで待機する(期間の目安)
全ての承認作業が完了すると、正式にお名前.comからエックスサーバーへドメイン移管処理が始まります。移管プロセスには数日かかることが一般的です。
目安としては2~7日程度ですが、申請タイミングや混雑状況によって異なる場合があります。両社それぞれから「ドメイン移管完了のお知らせ」メールが届いた時点で移管完了です。
この段階で、DNS設定やメール関連の設定確認を必ず行いましょう。移管後は管理費用が安くなるキャンペーンが適用される場合もあります。
DNSやWordPressサイト、メール送受信などの不具合が発生した場合は、各社サポートへ速やかに連絡することで、トラブルを最小限に抑えることができます。
お名前.comからXserverへのドメイン移管で失敗しないための注意点
お名前.comからXserverへのドメイン移管は、手順を誤るとサイト表示やメール利用に支障が出ます。正確に理解し慎重に作業する必要があります。
以下の注意点を押さえることで移管失敗を防げます。
移管前にWhois情報のメールアドレスを確認する
移管作業の最初に、Whois情報に登録されているメールアドレスを必ず確認することが重要です。
ドメイン移管の承認連絡や重要な通知はそのメールアドレス宛てに届くため、誤っていると手続きが進みません。
- お名前.comの管理画面でWhois情報のメールアドレスをチェック
- Whois情報公開代行を利用している場合は、一時的に解除して正しい連絡先が受け取れる状態にすることが必要
- このメールでエックスサーバーの移管承認手続きを行うため、メールを見落とさないよう注意
この確認を怠るとお名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管が途中でストップします。必ず事前に正しいメールアドレスが登録されているかを確認しましょう。
移管できないドメインの条件を把握しておく
移管できないドメインや条件を理解しておかないと、申請が拒否されて余計な時間と費用がかかります。
ドメイン移管には一定のルールがあり、条件を満たしていないドメインは移管申請自体が受理されません。
- ドメイン登録後60日以内の移管は予約できない
- 現在のドメインが移管ロック設定中の場合は解除が必要
- ドメインが期限切れや更新中の状態でも移管できないことが多い
- 国別ドメインなど一部は移管できない場合もあるため事前に確認
これらの条件を把握してからお名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管手続きを進め、予期せぬトラブルを防ぎましょう。
サーバー切り替えのタイミングを考慮する
ドメインとサーバーの切り替えは、サービス停止を防ぐためにタイミングを適切に調整する必要があります。
移管中はDNS情報の変更や反映タイムラグが発生し、サイトやメールの利用に影響が出る可能性があるからです。
- 移管先のエックスサーバーで事前にサーバー設定とサイトデータの準備を完了させておく
- ネームサーバーの切り替えはDNS反映を考慮し、深夜などアクセスが少ない時間帯に行う
- 移管承認後、移管完了までに約1週間かかることがあり、その間にメールが受信できなくなるリスクなどを事前に説明しておく
サーバー切り替えのタイミングを慎重に見極めることが円滑な移管の鍵です。
これらの注意点を守れば、お名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管はスムーズに成功します。特にWhois情報の確認や移管できる条件の理解は必須のステップとなります。
移管後はエックスサーバー側でDNSレコードやメール設定の最終チェックも忘れずに行ってください。
Xserverへのドメイン移管完了後に必ずやるべきこと


お名前.comからエックスサーバーへドメイン移管が完了した後は、移管だけで安心してはいけません。移管直後に適切な確認や再設定が必要です。
何もせず放置すると、Webサイトやメールが正しく利用できなくなる恐れがあります。ここでは、各項目ごとに具体的なチェックポイントを解説します。
DNSレコードの設定を確認する
お名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管後、最も重要なのがDNSレコードの確認です。DNSレコードとは、ドメイン名と各種サービスを紐づけるための設定情報です。
エックスサーバーへ移管した時点で、元のお名前.comで設定していたDNS情報がリセットされている場合があります。必ずDNSレコードを確認し、必要な値が正しく設定されているかをチェックしましょう。
- エックスサーバー管理画面にログインし、対象ドメインのDNS設定画面を開く
- WebサイトやメールのAレコード・MXレコード・CNAMEレコードなどが反映されているか確認
- 他社サービス利用時は、そのマニュアルに従ったDNS設定を反映させる
DNS設定ミスは、サイト表示不可やメール不達の大きな原因となります。慎重に確認・設定することが大切です。


Webサイトが正しく表示されるか確認する
お名前.comからエックスサーバーにドメイン移管したDNSレコード設定完了後は、Webサイトが正しく表示されているか実際にアクセスして動作確認しましょう。DNS反映のタイミングや微細な設定ミスによって、サイトが表示エラーとなるケースがあります。
- ブラウザでドメインにアクセスし、トップページや主要ページの表示をチェック
- 画像やCSS、JavaScriptの読み込みエラーがないか確認
- SSL(https)が有効か、証明書エラーが出ていないかも併せて確認
DNS情報変更後、インターネット上で情報が浸透するまで最大72時間ほどタイムラグが発生します。その点も考慮してください。
SSL証明書の基礎や再設定のポイントは、以下の記事も参考にしてください。


メールアカウントの設定を再確認する
エックスサーバーへのドメイン移管後に気づかずにトラブルとなりやすいのがメールアカウントの設定です。移管作業前後でメールサーバーやMXレコードの設定が異なっている場合、突然メールが使えなくなる可能性があります。
お名前.comからエックスサーバーへの移管申請完了後は、メール関連の設定を再確認しましょう。
- エックスサーバーの管理画面で、利用したいメールアドレスを正しく作成・設定
- 各メールクライアントで、新しいサーバー情報を更新
- 外部サービス使用時は、専用のMXレコードを登録しているか確認
テストメールを実際に送受信し、問題なく使えるか試すことが大切です。移管タイミング前に重要メールのバックアップも推奨されます。
まとめ:手順通りに進めれば簡単かつ安全に完了
お名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管は、事前準備から手順ごとの確認までひとつずつ進めればスムーズに完了します。Whois情報や認証コード取得、移管ロック解除をしっかり確認することが大切です。
エックスサーバーでの申請や承認メールの対応を忘れなければ、安心して管理の一元化が実現できます。移管後もDNSレコードやメール設定を見直すことで、サイトもメールも問題なく運用可能。
- お名前ドットコムからエックスサーバーへのドメイン移管にはAuthCode取得や移管ロック解除など、事前準備が重要
- エックスサーバー側での移管申請や承認手続きをしっかり行うことが安全な移管の鍵
- 移管完了後はDNSやメール設定の再確認でトラブルを未然に防止
この記事を通じて、お名前ドットコムからエックスサーバーへのドメイン移管の流れや注意点が明確になりました。手順通り進めることでサイト・メールへの影響を最小限に抑えられます。
安心して管理を一本化できるはずです。今すぐご自身の状況に合わせて、スムーズなお名前.comからエックスサーバーへのドメイン移管を実践してください。





