
ConoHa WINGでサイトのドメイン変更をしたいけど、方法がわからない。SEOへの影響やサイトが表示されなくなるリスクも心配。



こうした疑問に答えます。
- ConoHa WINGでのドメイン変更(サイト移行)の流れ
- WordPressサイトの簡単な移行手順
- 301リダイレクト設定によるSEO評価維持
ConoHa WINGでは、ドメインの直接変更はできません。しかし新ドメイン追加とサイト移行で実現可能。
ConoHa WINGでドメイン移管や無料ドメインの活用も含めて、正しい手順と設定を押さえれば、SEOリスクやデータ損失の不安も解消できます。ぜひ続きをご覧ください。
ConoHa WINGでのドメイン変更は可能?事実上の手順を解説


Webサイトを運営していると、「あとからドメイン名を変えたい」と考える場面は少なくありません。
ConoHa WINGを利用している場合でも、ドメインの「直接変更」はできませんが、実質的には「新しいドメインへのサイト移行」で対応することができます。
結論:ドメインの直接変更ではなくサイト移行で対応する
ConoHa WINGでは、既存のドメインURLをそのまま他の文字列に書き換える「直接変更」はサポートされていません。
しかし、新しいドメインを追加取得し、そのドメインへサイトのデータをまるごと移行することで、WordPressサイトの全データや設定も維持しつつ、訪問者を新ドメインにスムーズに誘導できます。
ドメイン変更(サイト移行)の全体的な流れ
ドメインを変更したい場合は、以下の流れで作業を進めます。
- 新しいconohaドメインを取得し、ConoHa WINGへ追加します
- 新しいドメインのWordPress環境を用意します(新規インストール可)
- 旧ドメインのWordPressで「All-in-One WP Migration」などのプラグインを使い、データをエクスポートします
- 新ドメインのWordPressへエクスポートしたデータをインポートします
- サイト内容やプラグイン、画像などを新ドメイン側で整えます
- 旧ドメイン側でリダイレクト設定(301リダイレクト)を行い、SEO評価の引き継ぎやユーザーの自動転送を実施します
- 新ドメインでGoogleアナリティクスやサーチコンソールなどを再設定します
- 旧ドメインのサーチコンソールで「アドレス変更」を申請します
この手順を踏むことで、実質的にサイトを維持した状態へサイトを移行できます。
移行作業を始める前に準備するものリスト
ドメイン変更(移行)作業を安全かつ確実に進めるため、事前に以下を準備しておくことをおすすめします。
- 新規ドメイン(ConoHa WINGで取得、またはconoha ドメイン移管で他社から移管)
- サイトのフルバックアップ(WordPressのバックアッププラグイン推奨)
- All-in-One WP Migrationなどの移行用プラグイン
- リダイレクト設定用プラグイン(例:Redirection)
- サイト運営に必要なSSL証明書(ConoHa WINGではconoha 無料ドメインでも無料SSLが利用可)
- Googleアナリティクス、Googleサーチコンソールの管理権限
準備が整えば、手順通りに進めることで安全にドメイン変更・サイト移行ができます。
移行後は、リダイレクトや各種設定の反映を丁寧にチェックし、不具合やアクセス障害がないか慎重に確認することが重要です。


ConoHa WINGのドメイン変更に向けた事前準備の手順
ConoHa WINGでドメイン変更を行う場合、実際には既存ドメインの変更ではなく新しいドメインへのサイト移行作業となります。この作業を安全に進めるため、事前準備が重要です。
正しい手順を踏むことで、SEO評価を保ちながらスムーズにドメイン変更を実現できます。
新しいドメインを取得する
まず、新しいドメインを取得します。ConoHa WINGの管理画面から簡単に独自ドメインを新規取得可能です。
WINGパック契約者なら、ConoHa WINGのドメインを無料で取得できる場合があります。ドメイン名はSEOや今後の運用に影響するため、慎重に検討しましょう。


ConoHa WINGに新しいドメインを追加する
取得したドメインをConoHa WINGのサーバーに追加します。コントロールパネルの「WING」→「サーバー」メニューから対象ドメインを選択してください。
「サイト管理」でドメインの切り替えや追加が行えます。WordPressドメイン変更conohaの作業では、この段階が重要なポイントです。
新しいドメインに無料独自SSLを設定する
セキュリティとSEOの観点から、SSL化は必須の作業です。ConoHa WINGであれば、SSL設定をワンクリックで適用できます。
新しく追加したドメインにSSL設定を忘れずに行いましょう。SSL反映まで数分から数十分かかる場合があります。
移行元サイトのバックアップを取得する
サイト移行時のデータ消失リスクに備え、必ず事前バックアップを取得します。WordPressの場合、「All-in-One WP Migration」などのプラグインが便利です。
バックアップしたファイルはローカルPCに保存してください。ConoHa WINGのドメイン移管の作業において、この準備は最も重要な安全策となります。
【プラグインで簡単】WordPressサイトのドメイン変更(移行)手順
WordPressサイトをConoHa WINGで運用している場合、直接的な「ドメイン名の変更」機能はありません。しかし、新しいドメインを取得し、元のサイト内容をそっくり移行することでドメイン変更を実現できます。
こうした「移行」は、SEOやサイト運用上のリスクを管理しつつ進めることが重要です。ここではプラグイン「All-in-One WP Migration」を使うことで、専門知識が少ない方でも安全かつ簡単にドメイン変更の手続きを進められる具体的な手順を解説します。
①:新ドメイン側にWordPressをかんたんセットアップする
最初に、新しいドメインをConoHa WINGで取得もしくは移管し、WordPressをクイックインストールしましょう。ConoHa WINGでは、WINGパックの契約であれば無料でドメインの新規取得や移管が可能です。
- コントロールパネルで新しいconohaドメインを追加し、WordPressサイトをインストールします
- conoha ドメイン移管の場合は、AuthCodeを事前に取得し、手順に従って移管申請を進めます
- ネームサーバーの設定が必要な場合は、「ドメイン」メニューから該当する項目を見つけてConoHa WINGのネームサーバー情報を設定してください
設定の反映まで最大24時間程度かかることがあります。


②:「All-in-One WP Migration」で移行元データをエクスポートする
新ドメインにWordPressを用意したら、旧ドメインのWordPressでサイトデータを丸ごとエクスポートします。
- WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」で「All-in-One WP Migration」をインストール・有効化します
- 左メニューの「All-in-One WP Migration」→「エクスポート」を選択し、「ファイル」でデータをエクスポートしてください
- ダウンロードしたエクスポートファイルは、次のステップで利用します
③:移行先サイトにデータをインポートする
続いて、新ドメイン側のWordPressサイトに先ほどエクスポートしたデータをインポートします。
- 新ドメインのWordPressにも「All-in-One WP Migration」プラグインをインストール・有効化します
- 「インポート」メニューからエクスポートしたファイルをアップロードし、案内に従ってインポート作業を進めます
- インポート完了後、一度ログインし直し、内容が正しく反映されているか確認してください
④:パーマリンクの再設定とサイトの表示確認
データの移行が済んだ後は、パーマリンク設定や基本情報を見直す作業が必須です。
- WordPress管理画面で「設定」→「パーマリンク設定」を再設定します
- 好みの形式を選び「変更を保存」し直すことが重要です
- サイトトップや記事ページにアクセスし、画像・リンク切れやデザイン崩れなどがないかチェックしましょう
- このタイミングで、SSL化設定や、旧ドメインから新ドメインへの301リダイレクト設定も忘れずに行いましょう
301リダイレクトはConoHa WINGのファイルマネージャーで「.htaccess」に追記します。例としては以下のような記述です。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^old-domain\.com [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://new-domain.com/$1 [R=301,L]
Googleサーチコンソールやアナリティクスの設定も新ドメインへ移行してください。これによりインデックス促進やアクセス解析が継続して行えます。
以上の流れを実施することで、ConoHa WING上のWordPressサイトのドメイン変更がスムーズかつ安全に行えます。ConoHa WINGなら新規取得の方法もサポートされているので、自身の運用状況に合った方法を選び、確実に作業を進めましょう。
ドメイン変更後のSEO評価を守る301リダイレクト設定
ConoHa WINGでドメイン変更を行う際、適切な301リダイレクト設定により、SEO評価や検索順位を維持できます。301リダイレクトの重要性から実際の設定方法、確認手順まで順を追って解説します。
301リダイレクトがSEOで重要な理由
301リダイレクトは「恒久的な移転」を意味し、旧ドメインへのアクセスを自動的に新ドメインへ誘導するウェブサーバーの設定です。ConoHa WINGでドメイン変更を行う際、この設定が重要な理由は主に2つあります。
- 検索エンジンが旧URLの評価やリンクパワーを新URLへ適切に引き継ぐため
- ユーザーにストレスなく新ドメインへ誘導できるため
Googleなどの検索エンジンは301リダイレクトを検知すると、旧URLのインデックスや被リンクを新しいURLに移行します。これにより、ConoHa WINGでのサイト評価低下やトラフィック減少を最小限に抑制可能です。
逆にリダイレクト設定を怠ると、検索順位が低下したり、ユーザーがサイトを見失うリスクが高まります。
ConoHa WINGでの301リダイレクト設定方法
ConoHa WINGでは、リダイレクト設定を主に「.htaccessファイル」への記述と、WordPressプラグインを活用した設定が可能です。特にWordPressサイトの場合は、「Redirection」等のリダイレクト専用プラグインの利用がおすすめです。
代表的なConoHa WINGでの設定手順は以下の通りです。
- ConoHa WINGで新ドメインを取得し、WordPressを新ドメインにインストールします
- 旧ドメインのWordPressで「Redirection」などのプラグインをインストールし、旧URLから新URLへのリダイレクトルールを登録します
- レンタルサーバー側で「.htaccess」に直接リダイレクト記述を加える場合は、以下の内容を参考にしてください
Redirect 301 / https://新ドメイン名/
この1行で、旧ドメイン配下の全URLが新ドメインへリダイレクトされます。ただし、ConoHa WINGのサーバー仕様や構成パターンにより多少異なる場合があります。
リダイレクトが正しく設定されているか確認する方法
ConoHa WINGでリダイレクトが正しく機能しているかは必ず確認が必要です。不適切な設定だとユーザーやクローラーがページにたどり着けなくなり、評価が下がる原因になります。
主な確認方法は次の通りです。
- ブラウザで旧ドメインの任意のURLにアクセスし、新ドメインへ自動的に転送されるかチェック
- Chromeの「デベロッパーツール」を使い、ネットワークタブでリダイレクトレスポンスコード(301)が返っているか確認
- 「httpstatus.io」や「Redirect Checker」などの外部リダイレクトチェックツールを活用し、旧URLから新URLへ正しいステータスで転送されているか確認
特にSEO観点では、「すべての重要な旧URLが、対応する新URLへ301リダイレクトされているか」がポイントです。
適切な301リダイレクト設定は、ConoHa WINGによるドメイン変更やサイト移行を安全かつスムーズに実現する重要な要素。不安な場合は、テストサイトで事前検証したり、専門家へ相談するとより安心です。
ConoHa WINGのドメイン変更後にやるべきことリスト
ConoHa WINGでドメイン変更が完了した後は、各種設定の見直しと最適化が不可欠です。SEO評価やサイトの安定運用を守るために必要な作業を具体的に解説します。
Googleサーチコンソールの再設定
ドメイン変更後はGoogleサーチコンソールに新ドメインを追加登録する必要があります。Googleサーチコンソールは個別URL単位で管理されています。
新旧ドメインで分けて登録しないと新しいドメインの検索パフォーマンスやインデックス状況を正確に把握できません。
具体的には以下の手順で再設定を行います。
- 旧ドメインと新ドメイン両方をGoogleサーチコンソール上で登録
- 旧ドメイン側で「アドレス変更ツール」を利用してGoogleへ正式なドメイン変更申請
- 新ドメイン用にサイトマップを送信し、クロールを促進
これにより、検索エンジンへの移行アナウンスがスムーズに行えます。
Googleアナリティクスの再設定
ドメイン変更後は正確なアクセス解析のため、GoogleアナリティクスのプロパティやビューURLを新ドメインに合わせて設定変更します。旧プロパティを修正するのが一般的です。
新規でプロパティを作成し計測を開始するのも有効です。その場合、過去データと新データが分かれてしまうので活用目的に応じて選択するとよいでしょう。
- アナリティクス管理画面でビューまたはプロパティのURLを新ドメインへ変更
- 必要に応じて新ドメイン用のトラッキングコード設置
- タグマネージャー経由の計測設定も必須です
正しく再設定を行わないと、アクセス数が急減したように見えるなど、正確な効果測定が困難になります。
内部リンクや外部リンクの修正
ConoHa WINGでWordPressドメイン変更時はサイト内外のリンク切れによるSEO低下やユーザビリティ悪化を避ける必要があります。内部リンクはコンテンツ全体をプラグイン等で置換します。
外部リンクは重要なもののみ主要パートナー等に連絡しましょう。下記のような施策が効果的です:
- All-in-One WP MigrationやSearch Replace DBなどでURL一括置換
- 公開済記事の内部リンク確認・修正
- 重要な外部リンク元(被リンク元)に新ドメイン掲載依頼
- 旧ドメインから新ドメインへの301リダイレクト設定でSEO評価やアクセスを引き継ぐ
適切なリダイレクト設定は検索順位の維持に不可欠です。
旧ドメインとサーバー契約の取り扱い
ConoHaドメイン移管後の旧ドメインやサーバー契約の扱いには注意が必要です。301リダイレクトが継続されていればSEO評価やユーザーアクセス移行がスムーズです。
旧ドメインやサーバーをすぐ解約するとリダイレクトが効かなくなります。
- ConoHaドメイン変更・リダイレクト設定後も、最低半年〜1年は旧ドメイン・旧サーバーを維持するのがおすすめです
- 契約満了前に、移転漏れやアクセス状況を都度確認
- 不要になった旧ドメイン・サーバーは時期を見て解約
これにより、安全な移行と運用コスト削減のバランスが実現できます。
まとめ:ConoHa WINGのドメイン変更はサイト移行で事実上可能
ConoHa WINGでのドメイン変更は、直接の切り替えではなく新しいドメインを追加し、サイトを移行することで事実上実現できます。
サイト移行の過程でWordPressドメイン変更や301リダイレクト、SSL設定を含む一連の作業を正しく行うことで、SEOへの影響を最小限に抑制。新しい環境へスムーズに移行可能です。
作業ごとに丁寧な準備と確認を行えば、ドメイン変更によるリスクも低減できます。
- ConoHa WINGドメイン変更は新ドメインの追加・サイト移行で対応し、手順を踏めば問題なく実施可能
- 301リダイレクトやSSL再設定、サーチコンソール連携など、リスク対策とSEO対策がとても重要
- サイト移行後もGoogleアナリティクスやリンク修正など細かな設定を忘れず仕上げることが成功のコツ
この記事を参考に、ConoHa WINGのドメイン変更に伴う作業をひとつずつ進めることで、不安や悩みを解消します。
ドメイン移管を含めた安全かつ安心な新しいドメイン環境への移行が実現。ぜひ、今すぐ一歩を踏み出して、理想のサイト運用を実現してください。



