
さくらのレンタルサーバでftp設定したいけど、ftpサーバ名やユーザー名、パスワードのどれを使えばいいのか分からないし、セキュリティも不安で設定につまずいてしまう…



こうした疑問に答えます。
- ftp接続情報の確認方法
- FileZillaやffftpなどおすすめftpクライアントソフト
- セキュリティ強化のためのftpsやsftp活用法
さくらのレンタルサーバでのftp接続設定やファイル転送方法は、正しいftp情報と手順さえ知っていれば初心者でも簡単にできます。
セキュリティを意識したftp接続方法や便利なファイル管理の選択肢も押さえているので、ぜひ最後までご覧ください。
さくらのレンタルサーバでFTP接続するために必要な準備


さくらのレンタルサーバでFTP接続を行うには、正確な接続情報の把握と各種FTPクライアントソフトでの設定が欠かせません。
以下で具体的な手順やポイントを詳しく解説します。
FTP接続情報の確認方法
さくらのレンタルサーバのFTP接続には、事前に必要な情報を正確に把握することが重要です。
FTP情報は申し込み時に届く「さくらのレンタルサーバ 仮登録完了のお知らせ」メールに記載されています。必要な情報は以下の通りです。
- FTPサーバ名
- FTPアカウント
- サーバパスワード
この3つを用意すれば、各FTPソフトの設定画面に入力してサーバへの接続が可能となります。
FTPサーバ名やFTPアカウントはサーバコントロールパネルでも確認できますが、パスワードのみメールや自身で設定した内容から把握する必要があります。
FTPアカウントとサーバーログイン情報の違い
FTPアカウントとサーバーログイン情報は混同されがちです。
それぞれ用途と役割が異なるため、違いを下表にまとめます。
項目 | 説明 | 主な用途 |
---|---|---|
FTPアカウント | FTPソフトでサーバーへ接続するためのユーザー名 | ファイルのアップロード・管理 |
サーバーログイン情報 | コントロールパネルや会員メニューにログインするID | サーバの各種管理操作 |
さくらのレンタルサーバではFTPアカウント名とコントロールパネルのログインIDが一致するケースが多いです。
パスワードも共通で設定されている場合がありますが、セキュリティ対策の観点から初期パスワードのまま利用せず、強固なパスワードに変更することが推奨されています。
おすすめのFTPクライアントソフト
さくらのレンタルサーバのFTP接続には各種ソフトが利用できます。
初心者から上級者まで幅広く定番とされているソフトを紹介します。
- FileZilla
- FFFTP
- Cyberduck
特にFileZillaはFTPSやSFTPなどより高いセキュリティでのFTP接続にも対応しており、不安がある方には推奨されます。
使い方の大まかな流れは以下の通りです。
- FTPクライアントを起動
- ホスト(サーバー)名・ユーザー名(FTPアカウント)・FTPパスワードを入力
- 接続方式(FTP、FTPS、SFTP)を選択
- 接続ボタンからサーバーへアクセス
さくらレンタルサーバーのFFFTPなど他のソフトでも基本的な入力項目や流れは共通です。
「ホスト名」「ユーザー名」「FTPパスワード」を正しく入力することが成功のポイントとなります。
安全面を重視するなら、FTPSやSFTPによるさくらのレンタルサーバのFTP接続方法を選択しましょう。
さくらインターネットのFTPSは暗号化通信により安全性を高める接続方式です。SFTP(SSH)はスタンダードプラン以上でのみ利用可能となります。
【図解】さくらのレンタルサーバへFTP接続する具体的な手順
さくらのレンタルサーバでWebサイトのファイルをアップロード・ダウンロードするには、FTP接続が一般的です。
ここでは代表的なFTPクライアントソフトを使った接続方法を順を追って解説します。初心者でもつまずかないようにポイントや注意点もあわせてご紹介します。
①:FTPクライアントソフトを準備する
さくらのレンタルサーバへのFTP接続には専用のクライアントソフトが必要です。代表的なソフトには「FileZilla」「FFFTP」「Cyberduck」などがあります。
ご利用のOSや好みに合わせて選んでください。
主なFTPクライアントの特徴
ソフト名 | 対応OS | 特徴 |
---|---|---|
FileZilla | Windows/Mac | FTPSやSFTPにも対応し操作も簡単 |
FFFTP | Windows | 日本語サポートが手厚く、初心者にも分かりやすい |
Cyberduck | Mac/Windows | シンプルなUIでSFTPにも対応 |
FTPSやSFTPは通常のFTPよりセキュリティが高いため、可能ならこちらも検討してください。
②:FTP接続情報を入力する
ソフトの準備ができたら、さくらのレンタルサーバ専用のFTP接続情報を設定します。この情報は「仮登録完了のお知らせ」メール、またはコントロールパネルで確認可能です。
入力する主な項目
- ホスト名(FTPサーバー名)
- ユーザー名(FTPアカウント名)
- パスワード(サーバーパスワード)
- ポート番号(通常は21、FTPSやSFTPでは異なる場合あり)
例:FileZillaでの設定手順
- FileZillaを起動し「サイトマネージャ」を開く
- 新しいサイト設定に、上記の情報を入力
- 転送プロトコルを「FTP」または「FTPS(明示的なFTP over TLS)」もしくは「SFTP」に設定
補足:初期パスワードはセキュリティ的に脆弱なので、必ず強固なパスワードに変更してください。
③:サーバーへ接続しファイル一覧を確認する
設定が完了したら実際にさくらのレンタルサーバへFTP接続を実行します。正しく接続できれば、サーバー側のディレクトリやファイルが表示されます。
この画面で表示される主な項目
- ローカル(ご自身のPC側)
- リモート(レンタルサーバ側)
リモート側のフォルダ「www」などがWeb公開フォルダとなります。エラーが出た場合は、FTP情報の入力誤りやパッシブモードの設定などを確認しましょう。
④:ファイルをアップロード・ダウンロードする
やり取りしたいファイルをドラッグ&ドロップすることで、アップロードもダウンロードも簡単に行えます。
主な手順
- ローカル側で目的のファイルを選択
- リモート側の「www」フォルダにドロップしアップロード
- サーバからPCにダウンロードしたい場合も逆方向にドラッグ
セキュリティと最新トレンド
- FTPSやSFTPなど暗号化接続を推奨(特にパスワード漏洩対策)
- 標準プラン以上ならSFTPも利用可能
- FTPクライアントソフトを使わず、コントロールパネルの「ファイルマネージャー」機能でもファイル管理が可能(手軽さはアップ、転送効率はやや低下)
FTPの専門用語の解説
- ホスト名:サーバーを識別するための名前またはIPアドレス
- ユーザー名:FTPアカウント名で、個別のユーザー管理が可能
- パスワード:FTP接続やサーバーログインで利用する認証用文字列
- パッシブモード:ファイアウォール環境でも接続しやすくなる通信方式
- FTPS:FTPの通信をSSL/TLSで暗号化したもの
- SFTP:SSH通信を利用し、より強力な暗号化を施す接続方式
上記の設定と操作を正しく行えば、安全かつスムーズにファイル転送が行えます。
さくらのレンタルサーバでFTP接続できないときの原因と対処法


さくらのレンタルサーバでFTP接続がうまくいかない場合、多くの利用者が設定ミスや接続エラー、パスワード間違いなどで悩んでいます。ここでは、主なエラーケースとその解決法について解説します。
認証に失敗しましたと表示されるケース
認証エラーが発生する主な理由は、FTPアカウント名やさくらのレンタルサーバのパスワードの入力ミス、もしくはパスワード自体が間違っていることです。さくらのレンタルサーバでは、FTP接続情報が「仮登録完了のお知らせ」メールやサーバーコントロールパネルで確認できます。パスワードはセキュリティ上コントロールパネルで確認できず、初期設定のものや自身で設定したものを正しく入力する必要があります。
- 入力に誤りがないか今一度確認してください
- パスワードを忘れた場合は、コントロールパネルからパスワードの再設定ができます
- 英数字の全角・半角も注意しましょう
- FTPアカウント情報(ユーザー名)とサーバーログイン情報は混同しやすいので、正しいものを使ってください
再確認のうえ、正しいFTP情報を入力すれば認証エラーは解消できます。
接続がタイムアウトしてしまうケース
タイムアウトエラーは、ネットワークの不安定さや設定の問題で発生します。特に、接続方式やポート番号のミスが主な原因です。
- 通常FTPは「21」番ポート、FTPSも同じく「明示的FTP over TLS」が推奨されます
- SFTPはスタンダード以上で利用可能、SSHの「22」番ポートを使用します
- ご自宅や会社のネットワークによってはFTPのポートがブロックされている場合があるので、別の場所や接続方法で試してみてください
- FTPソフトごとに「パッシブモード」のON/OFF設定で接続可否が変わるケースもあります。パッシブモード推奨です
設定を見直し、必要に応じてFTPやFTPSの設定を変更しましょう。
ファイルの一覧が取得できないケース
ファイル一覧が表示されない場合、「パッシブモード設定」やローカルマシンのセキュリティソフトの影響が考えられます。また、接続方式の違いにも注意が必要です。
- FTPソフトの「パッシブモード」機能を有効にすると、ネットワーク環境による制限を回避できます
- セキュリティソフトやファイアウォールがFTP通信を遮断している場合は、一時的に機能をOFFにして確認してください
- FTPSやSFTPによる接続も検討しましょう。これらは暗号化されており、より安全でエラーも減少します
もしFTP一覧取得で問題が発生した場合は、上記の設定やネットワーク環境を確認しましょう。FTPソフトの公式サポートFAQも参照するとよいです。
これらの基本的なポイントを押さえることで、さくらのレンタルサーバでのFTP接続エラーの多くは解決できます。セキュリティの観点からも、可能な限りFTPSやSFTPでの接続をおすすめします。
より安全に使う さくらのレンタルサーバのFTPS接続
さくらのレンタルサーバでファイル転送を行う場合、FTPやFTPSという通信方式を使います。FTPSは従来のFTPよりも高いセキュリティを持つ方式です。
ここでは、FTPとFTPSの違い、FTPSのメリット、FileZillaなどのFTPクライアントでの具体的なFTPS接続設定手順を解説します。
FTPとFTPSのセキュリティの違い
FTP(File Transfer Protocol)は古くから使われているファイル転送プロトコルです。FTPは通信内容が暗号化されていません。
そのため、パスワードやファイル内容が第三者に盗み見られるリスクがあります。
FTPS(FTP over SSL/TLS)は、FTPの通信をSSL/TLSで暗号化する方式です。通信経路全体が保護され、パスワードやファイル内容の傍受リスクが大幅に低減されます。
項目 | FTP | FTPS |
---|---|---|
暗号化 | なし | SSL/TLSで暗号化 |
安全性 | 低い | 高い |
用途例 | テスト環境など | 本番運用推奨 |
FTPSで接続するメリット
FTPS接続を利用する最大のメリットは、転送データの暗号化による安全性の向上です。インターネット経由でファイルを送受信する場合、第三者による盗聴や改ざんのリスクが大幅に下がります。
特に、会員情報や個人情報など重要なデータを扱うサイトでは、FTPSの利用が推奨されます。
さくらのレンタルサーバでは、初期設定のパスワードはセキュリティ的に脆弱な場合があります。FTPSを利用する前に必ずサーバーパスワードを強化することが重要です。
FTPクライアントソフトでのFTPS設定方法
さくらのレンタルサーバへのFTPS接続は、FileZillaなどのFTPクライアントを利用する方法が一般的です。以下に代表的な設定手順を紹介します。
- サーバーコントロールパネルまたは仮登録完了メールで「FTPサーバー名」「FTPアカウント」「サーバーパスワード」を確認します
- FileZillaを起動し、画面左上の「ファイル」→「サイトマネージャー」から「新しいサイト」を作成します
- 接続方式に「FTP」ではなく「FTPS(FTP over TLS、明示的)」を選択します
- 「ホスト」欄にFTPサーバー名、「ユーザー名」にFTPアカウント、「パスワード」にサーバーパスワードを入力します
- 必要に応じて「ポート」を入力(未入力時はデフォルトの21番ポート)、「ログオンタイプ」は「通常」を選択します
- 「接続」をクリックすると、FTPS経由での安全なファイル転送が可能になります
FileZillaなどのFTPクライアントでエラーが発生した場合は、以下の点を確認してください。
- パスワードの誤入力がないか
- ファイアウォールやセキュリティソフトの設定でFTPS通信がブロックされていないか
- 「FTPS(明示的)」の選択漏れがないか
さくらのレンタルサーバではFTPS接続を利用することで、ファイル転送時のセキュリティを高めることができます。特に個人情報や重要なデータを扱う場合は、FTPSの利用を強くおすすめします。
初期設定のパスワードも必ず変更し、より安全な運用を心がけてください。
FTPソフト不要 さくらのレンタルサーバのファイルマネージャー機能
さくらのレンタルサーバでファイルをアップロードやダウンロードする際、通常はFTPクライアントソフトを使います。しかし、さくらのレンタルサーバには専用ソフトが不要な「ファイルマネージャー機能」が標準搭載されています。
ファイルマネージャーでできること
ファイルマネージャーは、ウェブブラウザから次の操作ができます。
- サーバー上のファイルやフォルダの表示・編集
- ファイルのアップロード・ダウンロード
- 不要なファイルやフォルダの削除
- アクセス権限(パーミッション)の設定変更
この機能は直感的な画面設計です。さくらのレンタルサーバのftp接続に関する専門知識がなくても、簡単にファイル管理ができます。
FTPソフトをインストールできない環境でも利用可能。外出先からもサーバーにアクセスしたい場合に非常に便利です。
FTP接続とファイルマネージャーの使い分け
ファイルマネージャーは多機能で手軽ですが、さくらのレンタルサーバのftp接続にも独自のメリットがあります。
機能 | ファイルマネージャー | FTP・FTPS・SFTP接続 |
---|---|---|
導入の容易さ | ブラウザがあればすぐに利用できる | 専用ソフトのインストールが必要 |
一括転送 | 小~中規模のアップロードに最適 | 大量・大容量の転送に強い |
操作性 | 直感的だが詳細操作には一部制限あり | 細かい設定や自動転送が可能 |
対応端末 | PC・スマホなど幅広く利用可能 | ソフトウェア次第 |
セキュリティ | 通常のウェブ通信レベル | FTPS・SFTPで高い安全性 |
簡単な作業にはファイルマネージャーを使います。大量のファイル転送やセキュリティ重視の場合は、さくらのレンタルサーバのftps接続やsftp接続を選びましょう。
さらに安全なSFTP(SSH File Transfer Protocol)の紹介
通常のftp接続は、パスワードやデータが暗号化されません。悪意ある第三者に情報を盗まれるリスクがあります。
より安全にサーバーへ接続したい場合は「SFTP」または「FTPS」の利用が推奨されます。
SFTP(SSH File Transfer Protocol)は、SSH(Secure Shell)による通信の暗号化を行います。さくらインターネットのftps通信やsftp通信では、パスワードが第三者に傍受される心配がありません。
さくらのレンタルサーバではスタンダードプラン以上で、SFTP・SSH接続が標準利用できます。セキュリティ面を重視する場合は、さくらのレンタルサーバのsftp接続を選びましょう。
- SFTPやFTPS対応のFTPクライアントには、FileZillaやCyberduck、WinSCP、さくらのレンタルサーバーのffftp対応ソフトなどがあり、無料で利用できます
- さくらのレンタルサーバのftp情報として「FTPサーバ名」「FTPアカウント」「さくらのレンタルサーバのftpパスワード」が必要です
- さくらレンタルサーバーのftpパスワードはコントロールパネルでは確認できないため、忘れた場合は再発行が必要です
目的や環境ごとにファイル操作ツールを適切に選択することで、業務効率と安全性を両立できます。
まとめ:さくらのレンタルサーバのFTPは専用ソフトで簡単接続
本記事では、さくらのレンタルサーバftp接続を行うための準備から設定、トラブルシューティング、より安全なftpsやsftpの使い方まで、初心者の方にも安心して使える具体的な手順をお伝えしました。
さくらのレンタルサーバーftpは、FileZillaやffftp などの専用ソフトを使えば、ホスト名・ftpアカウント・パスワードを入力するだけで、ファイルのアップロードやダウンロードがスムーズに行えます。接続時にトラブルが発生しても、エラーの原因と対処法を押さえておけば、すぐに解決可能です。
さらに、ftpsやsftpでのセキュリティ強化や、ファイルマネージャー機能との使い分けもご紹介しました。
- さくらのレンタルサーバのftp情報はコントロールパネルや仮登録完了メールで確認でき、専用ftpソフトを使えば簡単に接続できます。
- ftp接続でエラーが起きた場合は、認証情報のミスやネットワーク設定、ホストフォルダの指定ミスなどを確認しましょう。
- さくらインターネットftpsやsftp、ファイルマネージャー機能を活用することで、より安全・簡単にファイル管理ができます。
記事を最後まで読んでくださった方なら、さくらレンタルサーバーftpの設定からファイル転送まで、迷わず使いこなせるようになっているはず。一度接続方法を覚えれば、WordPressのテーマや画像などの更新もストレスなく行えるようになります。
さくらレンタルサーバーftpパスワードや接続に不安や疑問がある方は、まずはこの記事の手順通りにftpソフトを立ち上げて、実際に接続してみてください。分からないことがあれば、またこの記事に戻って確認していただければ幸いです。