
エックスサーバー解約の手続きが複雑で分かりにくいし、ちゃんと自動更新が停止されるのか、データのバックアップも忘れそうで不安です。



エックスサーバー解約の手続きが複雑で分かりにくいし、ちゃんと自動更新が停止されるのか、データのバックアップも忘れそうで不安です。
- エックスサーバー解約前の確認ポイント
- 画像付きの解約ステップ解説
- 独自ドメイン移管の注意点
エックスサーバー解約はオンラインで簡単に申請でき、契約満了日まではデータも残ります。
自動更新の停止やバックアップ、ドメイン移管など見落としがちなポイントも、本記事の手順でしっかり対応できます。ワードプレスサイトの移転や返金に関する疑問も解決。安心して読み進めてください。
エックスサーバーの解約前に確認すべき3つのこと


エックスサーバーの解約を検討している方は、手続きを進める前に重要なポイントを確認する必要があります。正しい知識がないと、意図しない料金請求やデータ消失といったトラブルが発生する可能性があります。
エックスサーバー解約の準備として、以下の3つのポイントを事前にチェックしましょう。
解約とは実質的に「自動更新の停止」である
エックスサーバーでは「解約」と「退会」に明確な違いがあります。一般的にユーザーが行う解約手続きは、サーバー契約の自動更新を停止する作業です。
解約申請を行うと、契約満了日までサービスを利用できます。その後、自動的にサービス提供が停止される仕組みです。
- サーバー解約=次回自動更新の停止(契約満了日まで利用可能)
- 解約申請の取り消しは契約満了日前まで可能
- サーバーとドメインは別契約のため個別に解約手続きが必要
この仕組みを理解していないと「エックスサーバー解約したのに請求が来る」という状況が起こります。エックスサーバー解約方法を正しく把握して手続きを進めましょう。
事前にサイトデータのバックアップを取得する
エックスサーバー解約後は、サーバー上に保存されているすべてのデータが削除されます。ワードプレスサイトを運営している場合、データの完全なバックアップは必須です。
以下のデータを必ずバックアップしておきましょう。
- サイト全体のファイルデータ
- WordPressのデータベース(MySQL)
- メールデータ(必要な場合)
バックアップは管理画面からのダウンロードやFTPクライアント、プラグインを活用して行えます。データが失われると復旧は困難なため、エックスサーバー解約前の最重要作業です。
契約満了日と更新手続きのタイミングを把握する
エックスサーバーの契約満了日と自動更新のタイミングを正確に把握することが重要です。解約申請のタイミングを誤ると、意図しない請求が発生する恐れがあります。
契約情報の確認方法と注意点は以下の通りです。
- 契約満了日:Xserverアカウントの契約情報画面で確認
- 自動更新の停止:契約満了日前に手続きを完了
- ドメインの解約:サーバーとは別に手続きが必要
エックスサーバーの自動更新解除は余裕をもって実施し、手続き完了後も設定が正しく反映されているかチェックしましょう。ドメインについても不要な場合は、サーバー解約と合わせて手続きを行います。
エックスサーバー解約は正しい手順と十分な準備があれば安全に完了できます。データ保護と更新タイミングに注意して手続きを進めてください。
【画像付き】エックスサーバーの解約手順を3ステップで解説
エックスサーバーの解約は、3つのシンプルなステップで完了できます。解約手続きを正しく行わないと、意図せず自動更新による料金が発生したり、大切なデータが消えてしまうリスクもあるため、手順通りに進めることが重要です。
初めてエックスサーバー解約を行う方でも迷わないよう、各ステップごとに注意点と共に詳しく解説します。
①:Xserverアカウントにログインする
最初に、エックスサーバー公式サイトの「Xserverアカウント」ページにアクセスします。ログイン情報(メールアドレスとパスワード)を入力してログインしてください。これにより、契約情報の確認や各種設定変更ができる管理画面に入ることができます。
もしログイン情報が不明な場合は、事前にパスワード再設定を済ませておきましょう。また、契約者本人でなければエックスサーバー解約手続きできないため、必ずご自身のアカウントでログインしてください。
②:「契約情報」から解約したいサーバーを選択する
ログインできたら、管理画面上部またはサイドメニューから「契約情報」セクションに移動します。複数契約している場合は、エックスサーバー解約対象のサーバーを間違えないように確認してください。
対象サーバー名の右側に表示されるメニューアイコン(三点リーダー)をクリックし、さらに「契約情報」を選択します。
この段階で、以下の項目を確認しておきます:
- 解約対象が本当に正しいサーバーか
- サーバー内に残っている必要なデータ(Webサイト・メール・データベースなど)がないか
必要に応じてデータのバックアップやメールの保存作業を済ませておくことが安全です。WordPressを使用している場合は、ワードプレスのデータも忘れずにバックアップを取っておきましょう。
③:「契約の解約」に進み手続きを完了させる
契約情報ページ内の最下部に「解約する」ボタンが表示されるので、クリックします。次に、確認画面が表示されるため「解約申請を進める」ボタンを押してください。
エックスサーバー解約フォームでは「契約ID」や「解約理由」など必要事項を入力し、内容に間違いがないか確認したうえで申請送信します。申請が完了すると、確認用のメールが届く場合があります。
通常、解約申請は即時完了ではなく、契約期間の満了日まではキャンセルも可能です。どうしてもエックスサーバー解約を取り消したい場合はサポートセンターにも問い合わせできます。
申請の完了後は「サービス利用の停止日」や「自動更新が止まっているか」も必ずチェックしてください。手続きが完了したらドメインの管理も忘れずに行いましょう。
解約後のトラブル防止や、費用・データ損失を避けるためにも、この3ステップを正確に実践することが大切です。
エックスサーバー解約時に後悔しないための注意点
エックスサーバーの解約手続きを行う際は、思わぬトラブルを防ぐために事前に知っておくべき注意点があります。解約方法を間違えると不要な料金が発生したり、サイトのデータが消えてしまう可能性も。
以下では、主に3つの重要なポイントについて解説します。
解約するとサーバー上のメールアドレスは使えなくなる
エックスサーバーを解約すると、そのサーバーを利用していたメールアドレスは全て使えなくなります。独自ドメインで作成したメールアドレスも例外ではありません。
これは「サーバー契約の解約=サーバー上の全データ・サービス利用終了」を意味するため。仕事やプライベートで運用していたメールアドレスもアクセスできなくなり、メールの受信や送信も不可となります。
重要なメールは解約手続き前にバックアップを取りましょう。必要であればメールアドレス自体を他サービスに移管することも検討してください。
契約期間が残っていても返金はされない
エックスサーバーは契約期間途中での解約を行っても、基本的に残期間分の料金は返金されません。例えば1年間契約して6カ月経過後に解約した場合でも、残りの6カ月分の料金は戻りません。
この理由は利用規約にも明示されており、「残期間の返金には基本的に対応していない」仕様だから。エックスサーバー解約を検討している場合は、更新日や契約満了日を事前に把握することが重要です。
できるだけ利用期間を無駄にしないタイミングで解約申請を行いましょう。
解約手続き完了後もデータは契約満了日まで残る
エックスサーバーで解約申請をしても、即日でサーバーデータが削除されるわけではありません。解約申請後も「契約満了日」まではサーバー内のデータは利用可能です。
ワードプレスのサイトデータ、メール、その他のファイル等は引き続き閲覧・編集できます。解約手続きを済ませても、契約期間の終了までは慌ててデータを移動する必要はありません。
ただし契約満了日を過ぎると、全てのデータが削除され復元はできなくなります。それまでに必ず必要なデータのバックアップや移管手続きを済ませてください。
エックスサーバー解約時には「メールアドレスが使えなくなる」「途中解約の返金不可」「契約満了日までデータ保持」など注意すべきポイントが多数あります。これらを理解し、適切にバックアップや手続きを進めることで、後悔なく安全にサーバーを解約できます。
エックスサーバー解約後の独自ドメインの扱い


エックスサーバーを解約した後も独自ドメインを使い続けたい場合は注意が必要です。解約手続きを済ませても、ドメインがエックスサーバーの管理下にある場合、そのまま放置すると更新できず、ウェブサイトやメールが使えなくなるリスクがあります。
サーバー解約はドメインが自動で消滅するわけではありません。ドメインの継続利用を希望する場合は移管手続きを必ず行いましょう。
ドメインを使い続けるなら移管手続きが必須
多くのユーザーが誤解しがちですが、エックスサーバーの解約は「サーバー契約」に対して行われるものです。「独自ドメイン契約」は別管理となります。
独自ドメインを他社サーバーでも継続利用したい場合、「ドメイン移管」の手続きを事前に行うことが必須です。この手続きがないと、エックスサーバー解約後にドメインが失効する可能性があります。
- サーバーのみ解約すれば、ドメイン自体はそのままエックスサーバーで契約継続となります
- ドメインも不要であれば、別途「ドメイン解約申請」が必要です
エックスサーバー内で取得したドメインの移管方法
エックスサーバーで取得した独自ドメインを他社管理へ移管するには以下のステップが必要です。
- 移管先サービスの公式サイトで「新規移管申請」手続きを開始する
- エックスサーバーの管理画面で「認証コード(AuthCode、EPPコード)」を確認し、移管先サービスへ提供する
- ドメイン移管に関する確認メールが届くため、案内通りに承認作業を行う
- 完了後、移管先のコントロールパネルでドメインが反映されているか確認する
注意点として、ドメインの種類や取得タイミングによっては移管できない期間があります。取得後60日以内や直前に情報変更した場合などです。
ドメイン移管には数日程度かかるケースが多いです。
無料独自ドメインを利用していた場合の注意点
エックスサーバーのキャンペーン等で「無料独自ドメイン」を取得していた場合、そのドメインの権利や取り扱いは特に注意が必要です。
- 解約後も「無料独自ドメイン」を利用し続けたい場合は、上記と同様に事前の移管申請が必要となります
- プラン・キャンペーン内容によっては、サーバーを解約した時点でドメインも自動的に失効・廃止となるケースがあります
今後もそのドメインを使いたい場合、解約前にエックスサーバーのサポート窓口に現在の契約形態の確認と失効リスクの有無を問い合わせておくことをおすすめします。
移管や失効の有無に関しては状況ごとに異なります。サーバー・ドメイン両方の契約情報をしっかり確認したうえで手続きを行いましょう。
エックスサーバーの解約を迷っている方へ|他の選択肢
エックスサーバーの解約を検討している方の多くは、「コストを抑えたい」「サイト閉鎖や移転を考えている」といった理由をお持ちです。しかし、エックスサーバー解約以外にも効率的かつ安全に目的を達成できる選択肢があります。
ここでは、サーバー解約に踏み切る前に検討すべき選択肢を具体的に解説します。
選択肢①:下位プランへ変更して費用を抑える
エックスサーバー解約理由が「月額費用の負担」や「サイトの規模縮小」であれば、下位プランへの変更という選択肢が有効です。エックスサーバーでは、契約期間の変更や利用リソースの見直しにより、コストダウンが可能です。
たとえば下記のポイントからメリットがあります。
- サイトを残したまま、固定費だけを削減できる
- 移転に伴うデータ損失やメールアドレスの変更リスクを回避できる
- 独自ドメインやWordPress環境もそのまま維持できる
この方法でエックスサーバーの完全な解約よりも柔軟かつ低リスクに運用できます。
選択肢②:目的別のおすすめ乗り換え先サーバー
運用コストや機能、サポート体制を見直したい方は、サーバーの乗り換えも有力な手段です。以下は目的別のおすすめサーバー比較表です。
サーバー名 | 特徴 | おすすめ用途 |
---|---|---|
ConoHa WING | 初期費用無料・高速・移転サポートあり | WordPress運用、小規模〜中規模 |
mixhost | 高速SSD・バックアップ無料 | 複数サイト運用、高速重視 |
さくらのレンタルサーバ | 老舗で信頼性高・多機能 | 安定稼働・法人利用 |
用途と予算に応じて最適なサービスを選びましょう。また、エックスサーバーから乗り換え時はデータバックアップやメールアドレス移行、独自ドメインの移管手続きが必要です。
これらの作業は、事前にチェックリストを作成しておくと安心です。
選択肢③:お得な乗り換えキャンペーンを活用する
近年、多くのレンタルサーバー事業者が「乗り換えサポート」や「キャッシュバックキャンペーン」を行っています。期間限定で移転代行や割引、無料ドメイン提供などが受けられる場合も多く、コスト削減と手間の軽減に役立ちます。
- 無料で移転作業を代行してくれるキャンペーン
- 月額割引やキャッシュバック、長期契約割引などの施策
- 独自ドメインの無料移管やサーバー契約期間延長特典
これらの施策を活用すれば、エックスサーバー解約後の費用負担を抑えられます。よりお得に新しい環境へ移行できるでしょう。
エックスサーバー解約の前に、本当に自分に合った選択肢を検討し、後悔のない決断をしましょう。
まとめ:解約は自動更新の停止手続きから簡単に行える
エックスサーバー解約は、Xserverアカウントにログインし、契約情報画面から簡単な手続きで進められます。実際のエックスサーバー解約は、自動更新の停止操作が中心となり、契約満了日まではサーバーやメールアドレスの利用継続が可能です。
手続き前にはデータのバックアップやドメイン移管など、必要な準備を済ませておくことでトラブルも未然に防げます。
本記事のポイントをおさらいします。
- エックスサーバー解約は「自動更新の停止」の操作が基本で、管理画面から数ステップで完了できる
- サイトデータやメール利用、独自ドメイン移管など、エックスサーバー解約前に必ず対応すべき確認事項がある
- 契約途中の解約でも返金されず、契約満了日までデータは残るのでバックアップと手続きタイミングに注意が必要
この記事を読んだことで、エックスサーバー解約の解約方法や注意点が明確になったはず。無駄な料金発生やデータ消失の不安も解消できました。
エックスサーバー解約を安心して進め、次のステップに向けて行動を始めてください。