
今使っているドメインをxserverドメイン移管したいけれど、手順や必要な費用、サイトやメールが止まったりしないか心配……。そもそも、ドメイン移管とサーバー移転の違いもよくわかっていません。



こうした疑問にお答えします。
- エックスサーバードメイン移管にかかる費用と期間
- ドメイン移管エックスサーバーの具体的な手順
- xサーバードメイン移管時の注意点と落とし穴
エックスサーバー移管は基本の流れと注意点さえ押さえれば初心者でもスムーズに完了できます。
手順や仕組みを詳しく解説するので、移管や設定作業の不安が一つずつ解消されるはず。まずは続きをご覧ください。
Xserverへのドメイン移管とは?費用と期間を解説


Xserverへのドメイン移管は、他社で契約中のドメインをXserver(エックスサーバー)の管理下に変更する手続きです。サーバー移転との違いや、移管費用・期間について押さえておきましょう。
そもそもドメイン移管とは?サーバー移転との違い
ドメイン移管とは、現在契約しているドメインの管理事業者を別の事業者へ変更する手続きを指します。これにより、ドメインの契約管理・更新やWhois情報、DNS設定などの窓口がXserverへ一本化されます。
一方、サーバー移転はウェブサイトのデータやメールデータ自体を別のサーバーへ移動する作業であり、ドメイン管理とは根本的に異なります。
ドメイン移管の理由としては、管理の一元化や手数料節約、アフターサービスの向上などが挙げられます
移管手続きの際には認証コード(AuthCode)の取得や、レジストラロック(管理ロック)の解除が必要となります。サーバー移転の場合は、ウェブサイトやメールのバックアップ・再設定が別途必要となりますので、混同しないよう注意が必要です。
Xserverへのドメイン移管にかかる費用一覧
ドメイン移管時の費用は、ドメインの種類やキャンペーンによって変動します。ただし、多くのケースで移管手続きと同時に「1年分のドメイン更新料」が必要になります。
実質的に「移管料金は0円」となることが多く、移管後の利用期限が1年延長されるのが一般的です。
ドメイン種別 | 移管手数料 | 備考 |
---|---|---|
.com, .net, .org | 1,408円~ | 1年更新含む |
.jp | 3,124円~ | レジストラによって異なる |
.co.jp, .or.jp等 | 5,170円~ | |
上記以外 | 要確認 | プラン・時期により異なる |
特定の時期には、移管手数料無料や割引キャンペーンが実施される場合もあります。詳細はXserver公式サイトや管理画面で最新料金をご確認ください。
移管手続きが完了するまでの期間の目安
ドメイン移管手続きは、認証コードの取得・申請・承認といった複数のステップで構成されています。移管完了までの期間は、ドメイン種別や移管元サービスの承認速度によって異なりますが、一般的には「数日~1週間程度」が目安です。
移管の標準的な流れは次の通りです。
- 移管元でWhois情報の確認・更新
- レジストラロックの解除
- 認証コードの取得
- 移管申請(Xserver上での手続きと料金支払い)
- 移管元と移管先の承認メール対応
- 移管完了通知の確認
特に.comや.netなどのgTLDでは、申請後に「承認メール」がWhois登録メールアドレス宛に送信されるため、見落とさずに対応することが重要です。また、.jpドメインの場合は、所定の承認作業が必要となるため、移管前に移管元のサポート窓口へ確認しておくことをおすすめします。
移管手続きの進行状況により、即日~1週間程度の幅があることを理解しておきましょう。なお、期限切れ直前のドメインは移管ができない場合がありますので、十分な余裕をもって手続きしてください。
Xserverへのドメイン移管手順を5ステップで解説
エックスサーバーへのドメイン移管は、複数の確認や申請が必要です。各ステップを正しく踏むことでトラブルなく移管できます。
以下は移管の流れを5つの手順でご紹介。
①:移管元のドメイン情報を確認する
ドメインをスムーズに移管するためには、まず移管元の管理画面でWhois情報やレジストラロックの状態をチェックします。
Whois情報とは、ドメインの所有者や連絡先を示す情報。正確で最新の内容になっている必要があります。
- ドメインの「Whois情報」が適切でないと移管審査が通らない場合がある
- 特に、登録メールアドレスへ認証メールが届くため、最新の情報に修正する
- レジストラロックがかかっている場合は解除が必要
②:AuthCode(認証コード)を取得する
次に、ドメイン移管に必須となる「AuthCode(認証コード)」を取得します。
AuthCodeは移管元管理画面から発行でき、多くの場合、Whois情報に登録しているメールアドレスに送付されます。
- 管理画面の「認証コード取得」から申請し、メールで届いたAuthCodeを控える
- このコードが無いと移管申請が進まない
- jpドメインの場合は手続き方法が異なるため、移管元サポートに確認が必須
③:Xserverでドメイン移管を申請する
AuthCodeを取得したら、エックスサーバーの管理画面でドメイン移管を申請。
エックスサーバーのアカウントにログインし、「ドメイン移管」のページで手続きを進めます。
- ドメイン名を入力し、移管可能かを確認
- 取得したAuthCodeを入力し、利用規約に同意の上で申し込みへ進む
- 決済画面で移管費用の支払いを行う
申請時に、サーバー利用も同時申込できる場合があります。既にサーバー契約がある場合は「申し込まない」を選択しましょう。
④:ドメイン移管を承認する
移管申請後、Whois連絡先メールアドレス宛てに承認メールが届きます。
メール本文のURLから承認作業を行ってください。
- .comや.netなどのgTLDドメインは承認メール内リンクをクリックして承認
- .jpドメインは別途、管理会社に承認依頼をする必要がある
- 承認しないと移管手続きが進まない
承認の完了後、数日後に「移管完了」のメールが届きます。
⑤:ネームサーバー情報を変更する
最後に、ドメインのネームサーバー情報の変更を確認・設定。
ドメイン移管後はネームサーバー設定が初期値に戻ることが多いため、サイトやメールに影響が出ないように注意しましょう。
- Xserverで管理する場合は、推奨のネームサーバーへ変更
- 独自のDNSを利用している場合は、事前に設定内容を控え、再登録が必要
- サイトやメールの停止を防ぐために、移管前後でDNS設定のバックアップを取ることが推奨
以上が、エックスサーバーへのドメイン移管の基本的な5ステップです。手順ごとに適切な準備や確認を行うことで、サイトやメールのトラブルを未然に防ぐことができます。
Xserverへのドメイン移管で注意すべきデメリット
xserverドメイン移管は、管理の一元化やコスト削減を目的として多くのユーザーが検討します。しかし、移管にはいくつかのデメリットや注意点も存在します。
ここでは、エックスサーバードメイン移管に伴う注意事項を詳しく解説します。
移管できない条件のドメインが存在する
すべてのドメインがxserverへ移管できるわけではありません。移管できない主な理由は以下の通りです。
- ドメインが取得後60日以内の場合
- 直近で移管を行った場合
- Whois代理公開を利用している場合
- ドメインの登録情報が正しくない場合
ドメイン移管xserverを行う際は、Whois代理公開設定を解除する必要があります。必須項目には正確な情報を入力しなければなりません。
移管審査で不備があると、申請が却下される場合もあるため注意が必要です。
Whois情報公開代行の再設定が必要になる
ドメイン移管エックスサーバー時、Whois情報の取り扱いには十分注意しましょう。Whois情報とは、ドメイン登録者の氏名や住所などの公開情報です。
移管前にWhois代理公開サービスを利用していた場合でも、一度解除して自身の情報を登録する必要があります。移管後、エックスサーバー移管の管理下で改めて代理公開の設定が可能です。
手続きを忘れると個人情報が一時的に公開されるリスクがあります。移管後は代理公開サービスが継続されているか必ず確認してください。
移管中はドメイン関連の設定が変更できない
xサーバードメイン移管申請から完了までの期間は通常1週間程度です。この間、ドメインのDNS設定やネームサーバー設定など重要な変更はできません。
移管期間中にウェブサイトやメールの設定を変更すると、反映されない可能性があります。急な設定変更を予定している場合は、移管のタイミングを慎重に検討しましょう。
業務で使っているドメインの場合、サービス停止やメールの不達など、業務に悪影響を及ぼすリスクがあります。
メールアドレスの再設定が必要になる場合がある
エックスサーバー同士ドメイン移管後、メールアドレスの再設定が必要になる場合があります。移管によってDNSやメールサーバー設定が初期化または変更されるケースがあるためです。
メールに関して気を付けるポイントは以下の通りです。
- 旧サーバーで提供されていたメール機能を継続利用する場合は、新サーバー側で同じメールアドレスの作成と設定が必要
- ネームサーバーの設定が移管時にリセットされる場合がある
- DNSを正しく再設定しないとメールが利用できなくなる
ドメイン譲渡エックスサーバー後、オリジナルドメインメールを継続利用する場合は、メールアカウント作成と受信サーバー設定の見直しが基本的な作業となります。
xserver移管は便利な一方、上記のような注意点に気を付けて手続きを進めることが重要です。専門的な手順や付随する作業についても十分理解したうえで進行しましょう。
Xserverでドメイン移管を行う3つのメリット


Xserverでドメイン移管を行うことは、管理やコスト面、サポート体制など多くの点でメリットがあります。ここでは、エックスサーバーへドメインを移管することで得られる主要な3つのメリットについて解説します。
ドメインとサーバーの管理を一元化できる
ドメインとサーバーを同じサービス事業者でまとめて管理することで、管理画面が一つに集約され、運用負担やミスのリスクが大幅に減ります。ドメイン設定やDNSレコード、ネームサーバー変更などもxserver一つで手続きできるため、煩雑さがなくなります。
複数の管理会社にまたがると、それぞれ違った更新日や契約状況の把握が必要です。エックスサーバーでは「アカウント内で一括管理」ができるのが強み。
更新連絡や重要なお知らせも一括で受け取れるため、見落としが防げます。企業や個人のWeb運営においては「管理の手間とリスク軽減」を最大限享受できます。
エックスサーバー同士でのドメイン移管(ドメイン譲渡エックスサーバー)も簡易的にでき、管理自体が一元化されている点も評価できます。
更新費用を安く抑えられる可能性がある
ドメイン移管エックスサーバーの際には、初年度や移管時にキャンペーンが実施されていることがあります。移管料金が割安になる、高い割引価格が適用される場合があります。
実際、主要他社よりも移管費用や更新費用が安いケースや、一定期間の無料更新など、お得なサービスが提供されていることも珍しくありません。
他社から移管した場合、xserver移管側で「移管にかかる作業費用が実質無料」であったり、1年分の更新費用だけで済んだりすることがあります。各種ドメインの年間更新費用が大手他社比で数百円安い場合もあるため、長期利用時のコストメリットは無視できません。
サービス | 移管費用(例:.com) | 年間更新費用 | キャンペーン適用例 |
---|---|---|---|
Xserver | 実質無料〜1,500円前後 | 1,300円〜1,500円程度 | 初年度無料や割引きが定期的にあり |
お名前.com | 1,280円〜1,480円程度 | 1,280円〜1,480円程度 | 割引キャンペーンあり |
ムームードメイン | 1,480円前後 | 1,480円前後 | キャンペーン限定で割引 |
このように、エックスサーバー移管で費用が抑えられる可能性は高く、特に複数年・複数ドメインを運用する方にとってはメリットが大きいです。
信頼性の高いXserverのサポートを受けられる
xserverドメイン移管は国内有数の高パフォーマンス・高稼働率サーバーサービスで知られており、ドメイン管理においても万全のサポート体制を誇ります。移管手続き中は専門スタッフによるメールやチャットでの迅速な対応が受けられるため、初心者でも安心して作業を進められます。
移管後の「DNS設定」「xserverドメイン移管ネームサーバー変更」「Whois情報公開代行の再設定」なども分かりやすい管理画面で簡単にできます。トラブル時のFAQやサポート窓口が充実しているので、万一のサイト停止リスクにも迅速に対応ができます。
- 初心者にも分かりやすいマニュアルや図解ガイドが公式サイトで提供されている
- 技術的な問題やトラブルが発生した際にもエンジニアが対応
このような手厚いサポート体制は、長期間にわたる安定的なWeb運用を重視する方にとって、大きな安心材料になります。
このように、xサーバードメイン移管は運用効率・コスト・サポートの三拍子が揃っているため、多くのユーザーにとって最適な選択肢となります。
まとめ:xserverへのドメイン移管は手順通りに進めれば簡単
xserverへのドメイン移管は、一見複雑そうに感じますが、正しい手順を押さえれば初心者でも無理なく完了できます。
基本的に、ドメイン移管はガイドライン通り一つずつ作業を進めれば、安全かつスムーズに移管できることがポイント。多くのユーザーがAuthCodeの取得やレジストラロック解除などの基礎的な操作でつまずくものの、事前準備と正確な情報入力によってトラブルを回避できるからです。
- ドメイン移管とは、現在契約しているドメインの管理事業者を別の事業者へ変更する手続きのこと
- 費用はドメインの種類によって異なるが、必要なのは年間費用のみなので、実質移管手数料は無料になる
- Whois情報公開代行やメールアドレスの再設定が必要になる可能性に注意する
本記事を読んで、他社からXServerにドメイン移管をする方法が理解できたはず。疑問や不安が解消された方は、ぜひXserverで理想のサイト運営を体験してみてください。