エックスサーバーのサブドメインとは?作り方・設定方法を解説

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エックスサーバー サブドメイン設定

エックスサーバーでサブドメインを設定したいけど、手順やSSLの設定、うまく表示されないときの原因やSEOへの影響が不安ではありませんか。

こうした疑問にお答えします。

本記事の内容
  • サブドメイン設定と基本的な仕組み
  • 無料独自SSL含む追加手順とワードプレスインストール方法
  • 表示されない時の原因と対処法

エックスサーバーサブドメインは、サーバーパネルから簡単に設定可能。ワードプレスも短時間でインストールできるため、初心者の方でも安心です。

サブドメインとは何か、作り方から設定方法まで詳しく解説。また、アクセスできない場合の対処法やSEOへの影響についても丁寧にご説明しますので、安心してステップを進めてください。

目次

エックスサーバーのサブドメインとは?基本と使い分けを解説

エックスサーバーの管理画面

エックスサーバーのサブドメインは、1つの独自ドメイン内で複数のサイトやサービスを切り分けて管理できる便利な機能です。例えば「main.com」というドメインの下に「blog.main.com」や「shop.main.com」など、異なるテーマや用途のサイトを独自に運用できます。

ここからは、その仕組みやメリット、SEOとの関係について分かりやすく解説します。

そもそもサブドメインとは?基本的な仕組みを解説

サブドメインとは、メインの独自ドメインの先頭に好きな文字列をつけて作成する「独立したウェブアドレス」のことです。メインサイト(例:example.com)に対して、blog.example.comやshop.example.comのような形で利用します。

エックスサーバーサブドメインにはそれぞれ独自のコンテンツやシステムを設置でき、テストサイトや会員用ページ、多言語サイトなど用途ごとに分離して運用する場面で活用されています。一方で、サブドメインと混同しやすいものにサブディレクトリ(例:example.com/blog)があります。

サブドメインとサブディレクトリのSEO的な違い

エックスサーバーサブドメインとサブディレクトリの選択はSEOの観点からも重要です。基本的な違いを下記の表にまとめます。

スクロールできます
比較項目サブドメイン (例:blog.example.com)サブディレクトリ (例:example.com/blog)
Google の認識別サイトとして扱われる場合が多い本体ドメイン配下の同一サイトとして扱われる
SEO評価の共有メインサイトとは別に評価されやすいメインサイトと評価を共有しやすい
管理の自由度独立した管理がしやすいサイト構造として一体的・一元管理がしやすい
用途の例テスト環境、多言語、会員サイト等ブログ、ショップ、カテゴリページ等

xサーバーサブドメインは、まったく異なる運営方針やシステムを導入したい場合や、将来的にコンテンツを独立させたい場合に有効です。SEO面では、サブディレクトリのほうがドメイン全体の評価を受けやすい一方で、サブドメインは新規ドメインと似た扱いになりやすく、評価が分散することもあります。

エックスサーバーでサブドメインを利用するメリット

エックスサーバーでサブドメインを活用する最大の利点は、追加料金なしで何個でもサブドメインを作成できることです。その上、エックスサーバーサブドメインワードプレスのインストールや無料独自SSLの設定もサーバーパネルから直感的に行えます。

主なメリットは以下の通りです。

  • テスト用や会員制サイト、多言語サイトなど、目的ごとの独立した運用ができる
  • メインサイトと別のCMSやシステムを運用しやすい
  • 追加料金なく、無制限にサブドメインを作成可能
  • エックスサーバーサブドメインphpサイトの運営もサブドメインごとに簡単に設置できる
  • 無料SSL機能により、セキュリティ面でも安心して利用できる

これにより、「メインサイトのSEO評価を保ちつつ新規コンテンツのテストをしたい」「異なるコンセプトのサイトを展開したい」など、複数ドメインの効率的かつ安全な管理が可能となります。

エックスサーバーでサブドメインを追加する具体的な手順

エックスサーバーでサブドメインを追加するには、初心者でも分かりやすい手順が用意されています。セキュリティ強化やテスト用環境、特化型サイトの運用など多様なニーズに対応可能です。

エックスサーバーサブドメインの作り方から無料SSLの設定方法まで詳しく解説します。実際にサーバーパネルを操作しながら進めていきましょう。

①:サーバーパネルにログインする

まずはエックスサーバーのサーバーパネルにログインします。契約時にメールで届いたサーバーIDとパスワードを使ってログインしてください。

xserverサブドメインの設定には、このサーバーパネルへのアクセスが必要になります。

②:サブドメイン設定画面にアクセスする

ログイン後、サーバーパネル内にある「ドメイン」カテゴリから「サブドメイン設定」を選択します。これによりサブドメインの追加や管理ができる画面に遷移可能です。

エックスサーバーサブドメイン設定の専用画面では、既存のサブドメインも一覧で確認できます。

③:ドメインを選択しサブドメイン名を入力する

表示されているドメイン一覧から、サブドメインを追加したい対象ドメインを選択します。次に「サブドメイン設定追加」や「サブドメイン追加設定」などのボタンをクリックしてください。

任意のサブドメイン名を入力します(例:test、blogなど)。

  • ドキュメントルートは特別な理由がなければ初期設定のままで問題ありません
  • xサーバーサブドメインの作り方では、複数ドメイン契約の場合に対象ドメインを間違えないよう注意しましょう

④:無料独自SSLの設定を有効化する

サブドメイン名の入力とともに「無料独自SSLを利用する」欄があります。セキュリティ強化のため必ずチェックを入れてください。

確認画面に進み、内容を確認し「追加する」をクリックすれば、エックスサーバーサブドメインの設定とSSL設定が一括で完了します。反映まで最長1時間ほどかかる場合があり、「反映待ち」の表示が消えたら利用可能となります。

エックスサーバーのサブドメインにWordPressをインストールする方法

エックスサーバーのサブドメインを活用すると、メインサイトとは独立したWordPressサイトを簡単に立ち上げることができます。テスト環境や会員制サイト、サービス紹介ページなど、さまざまな運用が可能です。

以下では、エックスサーバーサブドメインでのWordPressインストール手順について、最新の情報をもとに解説します。

①:「WordPress簡単インストール」機能を選択する

はじめに、エックスサーバーの「WordPress簡単インストール」機能を利用します。この機能を使うことで、専門知識がなくても短時間でWordPressの導入が完了します。

  • エックスサーバーのサーバーパネルにログイン
  • 左側メニューの「WordPress」セクションから「WordPress簡単インストール」を選択
  • インストールを行いたいドメイン配下のサブドメインを選択

サーバーパネルの「WordPress簡単インストール」機能は、手間を最小限に抑えた導入を可能にするため、初心者にも最適です。

②:インストール先のサブドメインとサイト情報を入力する

続いて、実際にWordPressをインストールするサブドメインと各種初期情報を入力します。

  • 「サブドメイン設定」から、インストールしたいサブドメインを事前に作成
  • サブドメイン欄に希望する名前を入力し、「サブドメイン追加設定」を実行
  • 設定画面では、「無料独自SSL」に必ずチェック
  • ドキュメントルートは通常初期値のまま
  • WordPressインストール画面で、サイトのタイトル・ユーザー名・パスワード・メールアドレスなどを入力

正確な情報を入力することで、のちのWordPress運用やセキュリティ面でも安心して利用できます。

③:内容を確認してインストールを完了させる

情報入力後は、一度内容をしっかり確認してください。特にサブドメインのスペルやドキュメントルート、SSL設定の有無などを間違えると、サイトが正しく表示されなくなる場合があります。

  • 全ての入力内容に間違いがないか確認のうえ、「インストールする」ボタンをクリック
  • インストール完了後、サブドメイン先に自動的にWordPressが組み込まれる
  • 反映には最大1時間程度かかることがあるため、少し待ってから該当サブドメインでサイトが表示されるかを確認

これで、エックスサーバーサブドメイン配下へのWordPressインストールは完了です。

④:WordPressインストール後に確認すべき初期設定

インストール直後は、WordPressの基本設定やセキュリティ設定を見直すことが大切です。

  • WordPress管理画面にログインし、「一般設定」や「表示設定」など基本項目を調整
  • 「プラグイン」からセキュリティ系やバックアップ系のプラグインを導入し、運用の信頼性を向上
  • 「無料独自SSL」が正しく機能しているか、URLの表示で「https://」となっているかを必ず確認
  • サブドメインやメインサイト、異なるWordPressサイト間での混同を防ぐため、管理者情報やデータベース名、ログインURL管理も徹底

以上のように、エックスサーバーサブドメインを使ってWordPressサイトを構築・運用するプロセスは、手順を守れば安全かつスムーズに行うことが可能です。導入後は初期設定やセキュリティ対策を怠らないことで、快適な運用が実現できます。

エックスサーバーのサブドメインが表示されない原因と対処法

エックスサーバーでサブドメインを設定したのに、正常に表示されないケースは珍しくありません。その原因を正しく理解し、適切に対処することで問題をスムーズに解決できます。

原因①:DNS情報が浸透していない

エックスサーバーサブドメイン設定直後は、DNS情報の反映に最大1時間ほどかかるケースがあります。

この期間中は、まだインターネット全体に新しいサブドメインの情報が行き渡っていません。アクセスできない・表示されないといった現象が発生します。

  • サブドメイン設定が「反映待ち」と表示されている場合は、時間をおいて再度アクセスすることが有効
  • 反映までに掛かる時間は、利用環境やネットワーク状況にも左右される

原因②:SSL設定が正しく反映されていない

エックスサーバーでは無料独自SSLがサブドメインにも利用できます。SSL設定が有効化されていなかったり、反映に時間がかかっていたりすると、セキュリティ警告が出たりページがうまく表示されません。

  • サブドメインの追加時に「無料独自SSLを利用する」にチェックを入れているか確認
  • SSL設定が反映されるまでにもタイムラグが生じることがあるため、設定後しばらく待つことが大切

原因③:.htaccessの記述に誤りがある

エックスサーバーサブドメインの公開フォルダにある.htaccessファイルに誤記や不要なリダイレクト設定が含まれていると、アクセスが正常に行えない場合があります。

直近で.htaccessを編集した際は、記述ミスがないか検証しましょう。特にWordPressなどCMSを設置している場合、自動生成された記述と手動追加部分の競合もよく起こり得ます。

原因④:ブラウザのキャッシュが残っている

ウェブブラウザのキャッシュが影響し、古い情報のままサブドメインにアクセスしてしまっている場合もあります。

  • サブドメイン関連の設定を変更した際は、ブラウザのキャッシュをクリア
  • シークレットウィンドウでの動作確認も有効

このように、xserverサブドメインが表示されない場合はいくつかの原因が想定されます。DNSやSSLの反映待ち、設定ミス・ファイル記述ミス、手元の環境による影響など、順番に確認しながら、確実に問題の切り分けと解決を進めていきましょう。

エックスサーバーのサブドメイン運用におけるSEOと活用事例

サーバーのネットワーク

エックスサーバーでサブドメインを活用する際は、SEOへの影響や具体的な活用事例、サイト管理方法を理解することが重要です。エックスサーバーサブドメインでは、WordPressの導入やSSL設定方法、サブディレクトリとの違いについて知っておくことで効果的な運用が可能となります。

メインサイトのSEO評価に与える影響

エックスサーバーサブドメインを使う際、多くの方がメインサイトのSEO評価に関する影響を気にされます。サブドメインは、Googleなどの検索エンジンでは基本的に独立したサイトとして認識される傾向があります。メインサイトとは別で評価されやすい特徴があります。

そのため、xサーバーサブドメインで新規にサイトやコンテンツを作る場合、本体サイトのSEO評価には直接的な影響は限定的。ただし、同一ブランド配下で多言語サイトや大型コンテンツを展開する場合、サブドメインを使うことで管理や構造が明確になる反面、SEO効果の分散には留意が必要です。

サブディレクトリとの違いが気になる場合、下表をご参照ください。

スクロールできます
比較項目サブドメイン(sub.example.com)サブディレクトリ(example.com/sub)
SEO評価の分離されやすいされにくい
管理の独立性高い低い
サイト構造把握明確(別プロジェクト向き)一体運用向き
SSLの設定個別に必要サーバー全体で一括運用可能

エックスサーバーサブドメインで運用する場合でも、無料独自SSLを利用してセキュリティを確保することが重要。

サイト管理を効率化するポイント

エックスサーバーサブドメインを管理するとき、効率よく運用を続けるためにはいくつかのポイントがあります。まず、サーバーパネルから目的のドメインを選択します。「サブドメイン設定」を使って追加や管理を行います。

xサーバーサブドメインで複数のサブドメインを運用する場合、本体とは別フォルダ管理となるため、テスト環境や用途ごとに管理体系を明確化しやすいというメリットがあります。

  • サーバーパネルにアクセスし、設定対象ドメインを選ぶ
  • 「サブドメイン設定追加」からサブドメイン名を入力し、確認内容に同意
  • 無料独自SSLを設定し、セキュリティ対策を必ず行う
  • サブドメインごとにWordPressなどCMSを独立でインストール可能
  • 反映には最大1時間かかるため、運用スケジュールに余裕をもたせる

また、更新やサイトの規模拡張、トラブル発生時の切り分けがしやすく効率的です。

テスト環境や会員サイトなど具体的な活用例を紹介

エックスサーバーサブドメインの実践的な活用ケースとしては以下のようなものがあります。

  • テスト用環境(test.example.comなど):新テーマやプラグインの検証、本番前の確認環境として活用
  • 会員サイト(member.example.com):本体とは切り離したセキュアな会員システムが構築可能
  • ランディングページ・キャンペーンサイト(lp.example.com):短期運用や特定キャンペーン用途に最適
  • 多言語サイト(en.example.comなど):国や言語ごとに明確なドメイン配下で運用可能

xserverサブドメインの管理画面から直感的な操作でサブドメインを追加できるうえ、WordPressの簡単インストール機能も利用できるため、専門知識がなくても実現しやすいです。例えば、サブドメイン設定画面から「追加」→「無料独自SSLを利用する」にチェック→「WordPress簡単インストール」で数分以内に構築できます。

こうした活用により、SEOの戦略的運用、セキュリティ強化、将来的な拡張にも柔軟に対応できるのがエックスサーバーサブドメイン運用の特徴。

エックスサーバーのサブドメインは、初心者でも簡単に設定できて、サイト運営を効率的に行うことができます。サブドメインを活用することで、テスト環境や会員制サイト、多言語サイトなど用途別に最適な運用が可能。

メインサイトの運営効率化とセキュリティ対策にもつながります。

まとめ:サブドメイン運用はエックスサーバーなら安心・簡単

本記事では、エックスサーバーでサブドメインを作成・設定する方法について、手順と注意点をわかりやすく解説しました。

エックスサーバーのサーバーパネルを使えば、テスト環境や会員サイト、サービス紹介ページなど、メインサイトとは別のサイトをサブドメインで簡単に立ち上げることが可能です。WordPressの簡単インストール機能や無料独自SSLにも対応しており、セキュリティ面でも安心できます。

また、サブドメインが反映されない場合の原因や対処法、サブドメインとサブディレクトリのSEO上の違い、用途に応じた使い分けのポイントも紹介しました。

総合的に見て、専門知識がなくても扱いやすい操作性とサポート体制が整っているエックスサーバーは、初めてサブドメインを利用するユーザーにもおすすめです。メインサイトの成長に合わせて、用途別のサブドメイン運用を積極的に活用してみてください。

本記事のポイントをおさらいします。

本記事のポイント
  • エックスサーバーのサブドメインはサーバーパネルから数分で追加でき、用途ごとに独立したサイト管理が可能です
  • ワードプレスの簡単インストールや無料独自SSLもサブドメインごとに設定でき、セキュリティと利便性も両立
  • サブドメインが表示されない原因やDNS・SSL設定などのトラブルにも具体的な対処法を解説しています

この記事を読むことで、エックスサーバーのサブドメイン作成や運用で悩んでいた方が、安心して新規サイトを構築・管理できるようになります。

ぜひ本記事を参考に、目的に合わせたサブドメイン設定を今すぐ始めてみてください。

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